65歳大竹しのぶ「女の一生」で10代演じる場面「どう見ても少女じゃないから心で見てくれ」

舞台「女の一生」初日前会見で語る大竹しのぶ(撮影・村上幸将)

大竹しのぶ(65)主演の舞台「女の一生」(18~23日、東京・新橋演舞場、27~11月8日、京都・南座、11月18~30日、福岡・博多座)の会見が17日、都内で行われた。

故杉村春子さんが947回も演じた明治、大正、昭和を生きた、布引けいの半生を描く名作を、段田安則(65)が演出して20年11月に上演したバージョンの再演となる。前回はコロナ禍で、新橋演舞場は座席を半分にして上演し、京都・南座公演は中止となった。大竹は、同作に初挑戦した前回を振り返り「コロナ禍ということで、客席の椅子を半分にしての上演でした。その中でも来てくださるお客さんの前で必死でやったのを覚えています。今回は椅子は半数ではない。すてきな芝居を心からやりたい。最後まで完走できるよう、頑張ります」と意気込んだ。

大竹は劇中で、戦災孤児として堤家に引き取られた、けいの10代も演じる。役作りで参考にした人は? と聞かれると「ないですね。5年前に還暦記念に『にんじん』という、21歳くらいの時にやった男の子の役をやった。割り切れるというか。若い時は、男の子は…と思ったけれど(現在は)どう見ても少女じゃないから、もう心で見てくれという感じ。心だけ少女で言えば何とかなるかな」と笑った。さらに「参考にすると言ったら、自分が若い時の役が、お手伝いさんだったり、きれいな女の子の役が多かったので、その時の自分の声とかは、思い出したり。あまり作ったりしないで、心を見てくれよ…遠目で、ね」と続けた。

演出に加え、堤家の長男伸太郎も演じる段田から「映像では無理ですが、舞台では十分、耐えております」とツッコまれると、大竹は「耐えてよ。でも、 私だけじゃないですよ。みんながね、学生服を着るんですよ!」と笑いながら言い返した。段田は、堤家の次男栄二役の高橋克実(61)と自らを引き合いに「俺と高橋の学生服は本当に、怖いですよ。これだけでも見る価値はあるな。舞台ならでは…映像では無理」と笑った。

会見には、伸太郎と栄二のおじ章介を演じる、風間杜夫(73)も出席した。