市川海老蔵「父、妻との別れ…様々な試練頂戴した」團十郎襲名へ向け成田山で現名最後の舞台

第13代目市川團十郎白猿襲名披露・八代目市川新之助初舞台「襲名奉告参拝」で奉納歌舞伎を披露する、左から長男の堀越勸玄くん、市川海老蔵、長女の市川ぼたん(舞台制作・松竹、撮影・小沢裕) 

13代目市川團十郎白猿襲名を控える市川海老蔵(44)、海老蔵の長男で8代目市川新之助として初舞台を踏む堀越勸玄君(9)が22日、千葉・成田山新勝寺で、襲名奉告参拝を行った。

海老蔵、長女市川ぼたん(11)、勸玄君は、奉納歌舞伎「雪月花三景 仲国」を披露、海老蔵、勸玄の名前での最後の舞台をつとめた。口上で海老蔵は、13年に亡くなった父で12代目市川團十郎さん、17年に亡くなった妻小林麻央さんのことを振り返った。

海老蔵は「海老蔵となりましてから父と別れ、妻とも別れ、さまざまなことがございました」と述べると、自身の襲名披露公演で坂東三津五郎さんが「海老という生き物は何回も脱皮して成長する」という言葉を贈ってくれたことに触れた。海老蔵は「脱皮できたかどうか分かりませんが、さまざまな試練をちょうだいしたと思います。試練を精いっぱい生きて、その時を生きて、懸命に舞台を務めてきたという記憶がございます」と話した。

海老蔵としての最後の舞台を前に「海老蔵という名前に親しみと愛着があるので、海老蔵としての最後の舞台を務めるということは、何か重たい時を感じてます」と感慨深げだった。

この日、海老蔵親子3人は特別列車の團十郎号で入山。人力車に乗って参道でお練りを行った。

31日、11月1日の特別公演をもって13代目市川團十郎白猿を襲名する。襲名披露公演は「十一月吉例顔見世大歌舞伎」(11月7~28日)、「十二月大歌舞伎」(12月5~26日)の2カ月にわたり開催される。いずれも東京・歌舞伎座。