日テレ社長ら、円楽さんをしのび人柄明かす「師匠方にも時には厳しいことをおっしゃることも」

三遊亭円楽さん(2018年7月撮影)

日本テレビは24日、都内の同局で定例社長会見を行い、石澤顕社長らが、9月30日に72歳で亡くなった落語家の三遊亭円楽さんをしのんだ。

円楽さんは日本テレビ系演芸番組「笑点」(日曜午後5時30分)のメンバーとして約45年間に渡って出演していた。石澤社長は「復帰されて戻ってこられることを待ち望んでいましたけど、お亡くなりになられて、本当に残念な気持ちでいっぱいです」とした。これまでの功績への感謝も述べ「27歳で笑点メンバーになられて45年間、本当に長い間、まさに番組の顔として活躍をされましたし、功績を残されたという風に思っています。あらためてご冥福をお祈りしたいと思います」と話した。

コンテンツの戦略、制作を担当する福田博之常務は番組スタッフらへ聞いた話も交えながら円楽さんの人柄を明かした。「『舞台の上では先輩も後輩もない、遠慮せず私のことをイジりなさい』という歌丸師匠のアドバイスがあった時から、番組名物の歌丸VS円楽が誕生したと聞いています。2人とも他界されてしまい、寂しさを感じております」とし「(円楽さんは)番組では腹黒とか、友達いないキャラが定着していましたが、円楽師匠を慕う仲間やお友達は大変多くいらっしゃいます。笑点でも大喜利へのこだわりは人一倍強くて、メンバーの師匠方にも時には厳しいことをおっしゃることもございました。番組のプロデューサーやディレクターに強く意見されることもあるようですが『さっきは言い過ぎちゃったね。ごめんね』などと電話やメールなどでフォローしていただいた優しい一面もございました」とした。

円楽さんは番組収録の際にひんぱんに差し入れをしていたことでも知られているが、地方収録の際は宿泊旅館の厨房でラーメンをつくって振る舞うこともあったといい、福田常務は「ほかにも”円楽エコバッグ”を作って関係者全員に配ってもらったり、とにかく絶えず周囲に気配りをされる師匠でいらっしゃいました。ムードメーカーでファッションリーダーの円楽さんの存在はあまりにも大きくて、番組としての喪失感は否定できません。天国の円楽師匠に心配をおかけしたくないということで、番組スタッフも他の師匠のみなさまともども頑張って参りますので、引き続き応援をよろしくお願いします」と語った。

また、円楽さんの後任についても現在選定中だといい「いろいろな観点から次の方を選ぶ、お願いをしたいと思っております。席は空いていますので、急ぎたいとは思っています」と話した。