SixTONES松村北斗(27)が25日、都内で行われた新海誠監督(49)の最新アニメ映画「すずめの戸締まり」(11月11日公開)完成報告会見で「作品を見ているんだけど、自分を見ているような不思議な作品」と作品の印象を語った。
声優に初挑戦した松村は、劇中で“災い”をもたらす扉を閉めることを使命とする「閉じ師」宗像草太を演じた。ジャニーズ事務所の所属タレントが、新海監督の作品で声優を務めるのは初めてとなった。松村は前日24日に初号試写を見たといい「昨日、初号を見て熱が。落ち着かせようと…でも、作品の熱がある。心地よい映画というのが、残っている」などと作品の印象を語った。
作品の魅力を聞かれると「魅力的なところを上げるとキリがない。見終わった後、何度も笑って、僕は何度も涙が出た。そのポイントが数え切れないほど。訪れる度に、種類と理由が違う」と熱く語った。さらに「面白いと思う、笑うという感性が、こんなに幅があるんだ、こんなことに救われて涙が出るんだなと…」と続けた。その上で、アフレコを振り返り「もちろん、声は僕の体の中から出ているんですけど。新海さんが僕らを楽器と表してくれたことがあった。僕が演奏するより、新海さんが演奏することで草太が完成したのを感じる。この音、リズムじゃないと、鍵盤を押し返してくれる作業は全部、新海さん。アフレコ期間中の変化、苦悩は、僕より新海さんの方が詳しいんじゃないかというくらい全て僕を預けた思い」と振り返った。
自分にとって、どんな作品になったかと聞かれると「個人的な話ですけど、若いと言えば若いですけど、大人と言えば大人。年々、自分1人で出来ること、戦えることを身に着けたい。年々、誰かのおかげで、というものをなくさなきゃいけない使命感に駆られていて」と心中を語った。その上で「作品よりアフレコ期間中、全てを1度、委ねて返してもらったものの中で、全力で立ち回る期間だった。必死に生きる生き方を、ルートを1つ、新たに見つけられたというか。それまで、次の日やってくる仕事、人生が、どこか怖いし、乗り気じゃなかったものが、ひょんなことで仲間が出来たり、全く自分の人生に責任がない人が、気付かぬうちに自分の責任を背負って引っ張ってくれたり。アフレコ期間中、明日が来るのが楽しくなっていった。思い返すと、そういう作品だったかもなって」と続けた。
さらに「自分の欠けた部分とかを、自分で受領して、誰かに頼ったり甘えたり、強みを借りたりして試行錯誤していくことで十分、今の自分のままで明日を生きていけるというか。力強い心で、アフレコ期間中から、そういうことを新海さんからいただいた。いざ、昨日見て、改めてリンクした。今の自分のまま、明日を生きていく楽しみを、もらった思いです」と熱く語った。