中村倫也が発する強烈な熱量「何かを浴びてもらえれば」ベートーベンの生涯描いたミュージカル

ミュージカル「ルードヴィヒ~Beethoven The Piano」開幕直前取材に応じた、左から河原雅彦氏、福士誠治、中村倫也、木下晴香(撮影・大友陽平)

俳優中村倫也(35)が28日、東京・西池袋の東京芸術劇場でミュージカル「ルードヴィヒ~Beethoven The Piano」(29日から同所)開幕直前取材に応じた。

ミュージカル「SMOKE」などを手掛けるチュ・ジョンファの新作として韓国国内で注目を集めた同作は、日本版として初上演。天才音楽家ベートーベンの生涯を描いた作品で、中村は青年ルードヴィヒ役を演じる。役柄について「音楽が大好きで、夢を持って、破れかけてまた夢を持って…という波乱に満ちた人生で、魂を注いでいる人。普段リアルに道を歩いている状態ではとても表現できないほどのエネルギーなので、誰もが知るベートーベンが残したものを、少しでも説得力を持って演じられるように頑張ります」と意気込んだ。

今回演出を手掛ける河原雅彦氏(53)とは、7年ぶりのタッグとなるが、河原氏も「長い付き合いになるんですけど、良い意味で変わらないです。倫也とやる時って、圧倒的にすごいものを作ると決めています。今回もいい稽古が積めました」と信頼を寄せている。さらに福士誠治(39)木下晴香(23)といった出演者についても「この作品自体、舞台俳優として一皮も二皮も自動的にむけていかないと、千秋楽までいけないくらい、熱量がないと大変な演目。すてきなものになっていると思います」と話した。

もう1人のルードヴィヒ役などを演じる福士も「見に来てくださる方も、多少の覚悟を持って見に来てくださるとうれしいです。こちらから発したエネルギーを受け取った時、多少の疲労を感じると思います。『今回は見るぞ!』と思って来てもらえれば」と呼びかけると、中村も「良い意味でも悪い意味でも、異常な人しか出てこない。単純にそれをおもしろがってもらったり、人間ってそういうことあるかもね…ってちょっとだけ寄り添ってもらったり…。気付いたら終わって、帰り道、ボーッとするくらいになると思います。『見るぞ!』と思ってきてもらえれば。そして何かを浴びてもらえれば」と声をそろえた。