第35回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞(日刊スポーツ新聞社主催、株式会社石原音楽出版社協賛)のノミネートが8日、決定した。第95回米アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表に決まった「PLAN75」(早川千絵監督)が作品賞、倍賞千恵子の主演女優賞など最多6部門にノミネート。倍賞は受賞すれば個人賞は初で、95年に「午後の遺言状」で受賞した杉村春子さんの89歳、91年に「八月の狂詩曲」で受賞した村瀬幸子さんの86歳に次ぐ、歴代3位の81歳での同賞受賞がかかる。河合優実(21)も助演女優賞と新人賞の2部門に名を連ねた。
「ハケンアニメ!」(吉野耕平監督)が、石原裕次郎賞など5部門6ノミネートで続いた。吉岡里帆(29)が主演女優賞、柄本佑(35)と中村倫也(35)は助演男優賞にノミネートされ、それぞれ受賞すれば初の個人賞受賞となる。
「流浪の月」(李相日監督)も、4部門にノミネートされた。18年に続く松坂桃李(34)の2度目の主演男優賞、15年に新人賞を受賞した広瀬すずの主演女優賞初受賞に期待がかかる。
主演男優賞は、今年も激戦が予想される。松坂同様、2度目の受賞がかかる松山ケンイチ(37)は受賞すれば11年ぶり。ベテランの阿部寛(58)、「破戒」(前田和男監督)で初の文芸作品に挑んだ間宮祥太朗(29)、進境著しい横浜流星(26)は、いずれも受賞すれば個人賞初受賞となる。
単館系の作品ながら、20年冬に東京・幡ケ谷のバス停でホームレス女性が襲われた事件をモチーフにした「夜明けまでバス停で」(高橋伴明監督)が監督賞、作品賞、柄本佑の助演男優賞の3部門にノミネートされたことも注目だ。