女優松たか子(45)が11日、都内で行われた今日公開の映画「土を喰らう十二ヵ月」(中江裕司監督、沢田研二主演)の初日舞台あいさつに出席した。
ヒロイン「真知子」役を務めた松は長野・白馬村で行われた1年半の撮影を振り返り「中江監督に声をかけていただいて、沢田さんとご一緒にできて、ワーってなって。(料理研究家の)土井さんの料理がついてくる。季節が変わるたびに、山に行っておいしいモノを食べて帰る。近年、こんなに素晴らしい仕事はなかった。いい思いをたくさんさせてもらった」と感慨深げに語った。
同作品は「飢餓海峡」などのベストセラーで知られる直木賞作家の故水上勉が記した78年の料理エッセーが原案になっている。
長野の山荘で暮らす主人公が自然を慈しみ、人と触れ合い、おいしいご飯をつくり、誰かと食べられることに感謝する日々を送る。その姿を通じて、丁寧な生き方とはどういうものか、真の豊かさとは何かを問いかけるストーリーになっている。
タイトルの「土を喰らう」は、「旬を食べる」を意味する。家庭料理の第一人者で料理研究家の土井善晴氏(65)が映画内の料理を手掛けた。劇中の料理の多くは土井氏の指導の下、沢田自身が実際に作っている。
初日舞台あいさつには、中江監督と土井も出席した。