来日していたジェームズ・キャメロン監督コロナ感染 帰国する機内で違和感 ロスのプレミア欠席

来日会見に登壇したジェームズ・キャメロン監督(2022年12月撮影)

10日に行われた米映画「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」のジャパンプレミアに出席するため来日していたジェームズ・キャメロン監督(68)が、東京から帰国する機内で体調に違和感を覚えて検査をしたところ、新型コロナウイルスに感染していることが発覚し、12日に米ロサンゼルスで行われたプレミア上映会を欠席したことが分かった。

米ハリウッド・レポーター誌によると、プレミアの会場に姿を見せなかったキャメロン監督は、ビデオメッセージで集まった観客に出席できなかったことを謝罪し、コロナに感染したことを明かしたという。「アバター」(2009年)以来13年ぶりとなる続編のプロモーションで、世界中を飛び回っていたというキャメロン監督は、「機内で体が少し重く感じ始めた」と説明。その後の検査で陽性反応が出たことから隔離していると述べたという。

広報担当者によると、感染はしたものの元気だといい、定期的な検査の一環で陽性反応が出たとコメント。バーチャルで宣伝活動を継続していると説明している。ロサンゼルスプレミアには、俳優サム・ワーシントンや女優ゾーイ・サルダナらメインキャストが出席していた。

「アバター」の最新作は16日に全世界同時公開される。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)