King&Princeの高橋海人(23)が16日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画「Dr.コトー診療所」(中江功監督)初日舞台あいさつに登壇。23年5月をもって平野紫耀(25)岸優太(27)神宮寺勇太(25)の3人が脱退し、自身と永瀬廉(23)は今後もグループの活動継続すると11月4日に発表して以来、メンバーの一員として初めて公の場に立った。
高橋は名前を呼ばれると、一礼して登壇。緊張の面持ちで満員の客席を見上げた。その上で「こんにちは。あのぉ…撮影が終わってから、今日まで気が抜けなくて1日、1日長くて。皆さんの元に届けられる日が来た。今日、判斗、島に行ってらっしゃいと言える」と語った。
高橋は劇中で、志木那島に2カ月、研修で来た医師・織田判斗を演じた。東京から島にやって来て19年が経過した医師・コトーこと五島健助を演じた吉岡秀隆(52)ら共演陣を見詰め「自分でこう言うのも何なんですけど、横にいる方はラスボスと言って良いくらい。デビューして、こんなに早く皆さんに出会えるんだと。出来上がったところに入るプレッシャーがあった」と撮影を振り返った。
高橋は、吉岡から「『継承』だと思います…次、海人君に任せて『Dr.ハント診療所』をお客さんとして見たいと思っています」と評価されると「背中を見させていただいて…今は荷が重いなという感じ」と照れ笑いを浮かべた。その上で「継承ということを言っていただいて、たすきを堂々とかけて作品のトップとしていられる俳優になれるよう頑張ります」と抱負を語った。吉岡は「判斗先生のシャウトで涙が出た…お任せします」と高橋に呼びかけた。
高橋は「自分の評価は出来ないですけど、見た方が少しでも良かったなと言ってもらうと、これから続けるエネルギーになるので、優しい言葉をかけてください」と客席に呼びかけた。中江勲監督は「海人、ブラボー! 高橋海人じゃないと、織田判斗は出来なかった」とたたえた。高橋は「すみません、すみません…誕生日的なサプライズですか?」と喜んだ。その上で「自分の言葉を表だって乗せて話すのは苦手なんですけど…アイドルで、ずっとやっていて、デビューしてから、やっと映像の作品に出させていただいて、芸能界って、まだこんなに素晴らしい場所があるんだと知れて。頑張ってやってください。言葉を頂いて手が震える思い。生きていて良かったっす。この作品に出られただけでも幸せなのに」と感激した。
「Dr.コトー診療所」は、累計発行部数1200万部超の漫画家・山田貴敏氏の同名漫画を原作に、2003年(平15)にフジテレビ系で連続ドラマ第1期が放送され、最高視聴率22・3%。04年には特別編と「Dr.コトー診療所 2004」が、06年には連続ドラマ第2期が放送され、最高視聴率25・9を記録。それから16年振りの続編として、初めて映画化。ドラマシリーズでも演出を務めた中江功監督、脚本も連続ドラマ全作を執筆してきた吉田紀子氏と、スタッフが再集結した。
本土からフェリーで6時間かかる、西端の美しい島・志木那島に19年前、東京からやって来たコトーこと五島健助は、島のたった1人の医師として島民全ての命を背負ってきた。長い年月をかけて、島民との信頼関係を作り上げ、島にとってかけがえのない存在であり、家族となったコトーも52歳。数年前に結婚した看護師の星野彩佳(柴咲)も妊娠7カ月で、もうすぐ父親になる。島民の皆が「コトーがいるから大丈夫だろう」と思う穏やかな日々の中、志木那島も過疎高齢化が進み、ある変化が忍び寄っていた物語。
この日は柴咲コウ(41)大塚寧々(54)生田絵梨花(25)泉谷しげる(74)筧利夫(60)小林薫(71)のほか、06年に俳優業を引退も、今作のために復帰した、富岡涼(29)も登壇した。