歌手由紀さおり(74)が23日、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」(月~金曜午前5時)のコーナー「明治チョコレート効果presentsヒロシと朝から健康ライフ」にゲスト出演した。
パーソナリティーの生島ヒロシ(71)が「童謡歌手として活躍されまして、69年に『夜明けのスキャットがミリオンセラー』。これは、すごいことになりましたね~」と紹介した。
由紀が1969年(昭44)にリリースした「夜明けのスキャット」(作詞・山上路夫、作曲・いずみたく)は150万枚の大ヒットとなり、同年の年間売り上げ1位になった。もともとはTBSラジオの午後11時台の帯番組「夜のバラード」のオープニング曲として作られ、当初は「ルルル……」というスキャットの部分だけを録音して放送していた。
由紀は「この私の癖のない、この歌声が重宝されまして(笑い)。シングルとして出そうと思ってトライしたわけじゃないので、30分もかからないで、33回くらい歌ってOKになっちゃって」と話した。
ところが、番組が始まるとリスナーから1週間に段ボール2箱くらいの「誰が歌っているの?」「どの洋画のサウンドトラックから取りましたか?」といった問い合わせがTBSやレコード店に殺到。その事実を知った作曲のいずみたく氏(92年に62歳で死去)が「これはちょっとレコードを出したら売れるかも知れない」と、レコード化の話になった。
由紀は「最初、歌詞がないからどのレコード会社に持って行っても“なんだ、こりゃ~”てな感じで。ところが、東芝レコード(現EMIミュージック・ジャパン)に高嶋(弘之)さんという方がおられたんです。(バイオリニスト高嶋)ちさ子さんのお父さん!『これ、面白いじゃないか』って高嶋さんがおっしゃってくださったので、じゃ、やってみようということになって日の目を見て。人の出会いってこういうことなんだなぁって、すごく思いますね」と振り返った。
高嶋弘之氏(88)は「ビートルズの日本での仕掛け人」と言われ「夜明けのスキャット」のタイトルを命名。他にもザ・フォーク・クルセダーズや黛ジュン(74)、ジローズを担当していた。