中江有里、渋谷でバースデーライブ 「闘病していた母が元気になった」思い出の舞台で17曲熱唱

中江有里のアルバム「Impression-アンプレッシオン-」

歌手で女優、作家の中江有里(49)が27日、東京・渋谷のJZ Brat SOUND OF TOKYOtで、100人を集めてバースデーライブ「中江有里 Bon anniversaire!Vol.2」を開いた。

1991年(平3)のデビュー曲「花をください」、今年5月発売の29年ぶりのフルアルバム「Impression-アンプレッシオン-」の収録曲「コントレール」「大切なこと」「月下の代償」「砂に咲く薔薇」「過失」「針と糸」など全17曲を熱唱。最後に来年1月4日配信リリースの新曲「なみだ、海へ帰す」(作詞・松井五郎、作曲・武沢侑昴)も披露した。

今年6月には東京、大阪でライブと精力的に活動。「本当に充実した1年だなと思います。皆さんに感謝しています」と話した。

会場のJZ Bratは、歌を27年ぶりに再開して19年2月にデビュー以来32年前にして初めてのライブを開いた場所。同年8月に闘病の末に肝臓がんで亡くなった母親に見てもらった最後のステージになった。「闘病していた母が、ここに来て元気になってくれたんです。ここに立つ度に思い出します。私も、何かを届けられれば」と、同年10月にリリースした母親をテーマにした「いつも」を歌い上げた。

そして来年3月25日にJZ Bratで開かれる、MISIAの「Everything」やJUJUの「この夜を止めてよ」で知られる作曲家松本俊明氏のピアノリサイタルにゲスト出演することを発表。中江は「10代の頃にアルバムに楽曲提供していただいて、つい最近初めてお目にかかってゲスト出演する事が決まりました。打ち合わせをしましたが、とてもアイデアが豊かな方です」と話した。

中江は「私には3つの道があります。『演じること』『書くこと』『歌うこと』を並行してやっています。長いのは『演じること』なんですが『書くこと』と『歌うことは』似ているような気がします。それは、何にでもなれるということです。『演じる事』は容姿や年齢、性別で限りがありますが『書くこと』『歌うこと』は何にでもなれます」。

そして29年ぶりのフルアルバムとなった14曲収録の「Impression-アンプレッシオン-」について「14人の自分を発見できた。多種多様な自分を表現することがアルバムでかなった。歌うことでステップできました。やり続けていくことでしか成長しないと思うので、これからも挑戦していきたい」と話した。

前日26日の誕生日をケーキと花束で祝われると「2年連続でJZ Bratで、みなさんに祝ってもらえて幸せです。子供の頃は友達が少なくて、こんなに大勢で祝ってもらうことなかったんです。大人は忘年会をやってましたからね。自分が大人になってからは忘年会をやってたし、休みに入っちゃってましたからね。この年になって、こういう形で祝ってもらえるなんて、人生って面白いですね」と笑顔を見せた。

最後に「今まで自分が歌ってきた曲と、いろいろと違いすぎて驚いています。歌えるのかと思ったけど、違う自分を引き出してもらいました。人前で歌うのは初めてです」と話して、アップテンポの「涙、海へ帰す」を初披露。大きな拍手を浴びた。