東出昌大「安い。東京の家賃だけで1カ月暮らせる」関東近郊の山中での自給自足の暮らし語る

舞台あいさつ後、取材に応じた東出昌大

俳優東出昌大(34)が8日、大阪市内で行われた主演映画「とべない風船」(宮川博至監督)の公開記念舞台あいさつに登壇した。

現在、関東近郊の山中の小屋で自給自足の暮らしをしている東出は、あいさつの後、取材に応じ「(生活費は)安い。東京の家賃だけで1カ月暮らせると思う。いや東京の家賃分もかからないかも」と語り、「日々、楽しんでます」と近況を明かした。

同作は18年の西日本豪雨で妻子を亡くし、孤独に生きる漁師憲二(東出)が元教師(三浦透子)らとの出会いの中で、心の再生をしていく姿を描いた。西日本豪雨を経験した広島在住の宮川監督が地元を舞台に撮影した。

瀬戸内海の島で漁師をする主人公と、現在の田舎暮らしとの共通点について「家の距離は遠いけど、よく人が訪ねてくるので、人との距離が近い。そういう生活は瀬戸内海と似ているなと思う。温かさのある田舎の生活を日々、楽しんでます」。約5年前から趣味の狩猟で山の暮らしとは縁があった。スマートフォンの電波も通じにくい生活だが、地元の人から野菜の差し入れなど「ムチャムチャあります」という。

3年前に離婚し、私生活が大きくクローズアップされたこともあった。出演オファー、撮影は離婚騒動とも重なったが「私生活は紆余(うよ)曲折あると思う。僕らの仕事が報道の余波を受けるというのは、僕の生活の本質からずれている余波もある。ウソだったり、『みんな、何でそんなこと騒いでるの?』っていうこともある。役者の仕事は私生活の余波を受けているのだろうけど、作品に支障をきたすこともないし、好影響を与えることはないと思う」と吹っ切れたように話し、本作について「カメラの前にいるときは、憲二のことだけを考えていた」と話し、取材に同席していた宮川監督に「情緒は安定してますよね(笑い)」と確認し、笑顔を見せた。