10日に発売された回顧録「スペア」が物議をかもしている英王室のヘンリー王子(38)が、英テレグラフ紙のインタビューでロイヤルファミリーに対し「妻に謝れ」と要求した他、「世間に知られたくない」ため暴露しなかった話が他にもあると述べ、波紋を広げている。
王子は「スペア」の中で、兄ウィリアム皇太子がメーガン妃を「頑固で無礼で不快」だと非難したとつづり、自身も暴行を受けたことを明かすなど家族に関する暴露をいくつかしている。
ヘンリー王子はインタビューの中で、家族は自身をパラノイドのように扱っていると主張。「あなたが何をしたのか分かっているし、なぜそんなことをしたのかも分かっている。バレたのだから、白状して下さい」と述べるも、何について謝罪が必要なのかは明確にしなかった。
また、もっと早くに自分の話に耳を傾けていれば、他の王室メンバーとの間の亀裂がこれほど悪化することもなかったとも主張し、「説明責任」を果たすよう求めた。
また、同書は草稿段階では800ページもあったと明かし、半分の400ページほどに減らすため削られた部分には家族に関する話も含まれていたと述べている。「(父や兄との間に)世間に知られたくない出来事が他にも複数ある。(もしこれらを暴露したら)家族は私を絶対に許さないかもしれない」と話し、他にも暴露ネタがあることを示唆した。回顧録は3部作になると伝えられており、次回作で新たな暴露が行われる可能性も出ている。
一方で、回顧録の出版理由について、王室の次世代のために「真実」を世に出す責任があると感じたと明かし、兄夫妻の3人の子どもの将来が不安だとも述べている。君主制を改革することに責任を感じると話すヘンリー王子は、ウィリアム皇太子にそのことについて話した際に「自分の子どもたちの将来について、お前の責任範囲ではない」と明確に告げられたというが、3人の中の1人が自分のようになってしまうことを心配しているとも話した。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)