<翔る! 年男年女>
今年の干支(えと)、ウサギのように飛躍が期待される道内出身者にスポットを当てる企画「翔る! 年男年女」。第4回は料理研究家の星澤幸子さん(71)。
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91年10月に放送が開始されたSTVの情報番組「どさんこワイド」。その第1回目から料理コーナーを担当する。紹介した料理の数は7600品を超え、ギネス世界記録を更新し続ける。今年が6回目の年女だが「地方の特産品を取り上げて、それぞれの良さをピックアップしながら、皆さんが手軽にできる料理を紹介していきたい」と、情熱は衰えを知らない。
南富良野町の農家に育った。「5歳の時には『台所のカボチャやイモを使って料理をしていた痕跡があった』って母から言われたことがあります」と笑う。中学生の時には自ら畑の作物や庭の山菜なども使って料理し、一家の食卓を担った。「母も私が小さい時からすべてのものを手作りしてくれたので、私も『おいしいものを作りたい。絶対にまずいものを食べたくない』という思いがあります」という。
現在の目標の1つに、北海道産の大豆と麹(こうじ)、沖縄の塩で作った特製の“ミソスープ”を広めることがある。昨年4月には、実家のある南富良野の道の駅に、みそ汁と五分づきおむすびを出す「ほしざわや故郷店」をオープンした。札幌市内でも“ミソスープバー”を展開する構想を持つ。「みそ汁を飲んでから仕事や学校に出かけられるバーを、日本のみならず全世界に作りたい」と夢を語る。
昨今、食生活の変化による日本人の健康寿命の短縮が言われるようになった。「自分たちの伝統の食事を見直して、それを食べることで、健康を取り戻してもらいたい」。今年もテレビで、講演会で、調理場でと、“料理の伝道師”として、大車輪の活躍が続きそうだ。【中島洋尚】
◆星澤幸子(ほしざわ・さちこ)1951年4月10日、南富良野町生まれ。76年からSTV「2時のワイドショー」料理コーナーに出演。一時広島に移り住むも、91年6月に札幌に戻り、2カ月後に偶然郵便局で会ったSTV笹原嘉弘プロデューサー(故人)に誘われ、同年10月に放送開始の「どさんこワイド120(当時)」で料理コーナーを担当。大泉洋との共演ほか、全国放送のTV出演も多数。星澤クッキングスタジオ・星澤フードサービス主宰。夫と1女2男。