東映は14日、手塚治(てづか・おさむ)社長が亡くなったと発表した。62歳だった。千葉県出身。
同社は「以前より病気治療中でしたが、詳細は確認中につき分かり次第ご連絡致します」と説明した。なお、通夜・告別式は近親者による密葬を予定している。喪主は母・手塚美津子(てづか・みつこ)さんが務める。お別れの会などは後日開催予定だが、詳細は未定とした。また東映は、多田憲之会長(73)が、手塚社長の死を受けて、社長を兼任することを併せて発表した。
手塚社長は20年6月に東映の社長に就任も、翌21年に病気療養の必要が生じた。そのことから、同年6月16日の取締役会で当時、相談役合った多田氏が同日から代表取締役会長に就任していた。同社長はその後、復帰し、1月31日に都内で行われた、日本映画製作者連盟(映連)の新年発表会にも、東映の代表者として登壇し、1年の総括と、23年のラインアップを説明していた。
手塚社長は、1983年(昭58)に青学大文学部卒業後、同年4月に東映に入社。テレビドラマのプロデューサーとして辣腕(らつわん)を振るい、1985年(昭60)のフジテレビ系「スケバン刑事」シリーズ、95年のテレビ朝日系「味いちもんめ」、99年からテレビ朝日系で放送の「京都迷宮案内」シリーズ、「科捜研の女」シリーズなどを手がけた。映画「大奥」(06年)や、先月公開の木村拓哉主演映画「レジェンド&バタフライ」のプロデュースにもかかわった。
07年6月にテレビ第一営業部長代理、08年6月にテレビ第一営業部長、10年6月に執行役員、12年6月に取締役とテレビ企画制作部長を歴任。16年6月に常務取締役テレビ事業部担当、20年6月に代表取締役社長に就任していた