伊藤沙莉「皆さんでいただいた賞、喜び共有したい」文化庁芸術祭賞テレビ・ドラマ部門放送個人賞

文化庁芸術祭賞でテレビ・ドラマ部門の放送個人賞を受賞し、喜びを語る伊藤沙莉(撮影・鈴木みどり)

<文化庁22年度芸術祭賞授賞式>◇15日◇東京・リーガロイヤルホテル

伊藤沙莉(28)が、テレビ・ドラマ部門で放送個人賞を受賞した。22年8月20日にNHKで放送された特集ドラマ「ももさんと7人のパパゲーノ」で、日常のモラルによって、どうしようもなく追い詰められ、絶望していく主人公の動揺と苦悩を、表情のこわばりなどで的確に表現した演技が評価されての受賞となった。伊藤は「このたびは、このようなすてきな賞を受賞させていただいて、本当にありがとうございます」と感謝した。

伊藤にとって「ももさんと7人のパパゲーノ」は、は、NHKのドラマとしては初の主演作となった。劇中では「死にたい」という気持ちを誰にも言えず毎日を過ごす、ももさんが会社を休み、旅に出た道中で、死にたい気持ちを抱えながらも“死ぬ”以外の選択をしている人「パパゲーノ」たちと出会い、「死ぬ」以外の道を探す、1週間を描いた作品だった。

伊藤は「受賞理由となった『ももさんと7人のパパゲーノ』は、すごく表現すること、作品自体が難しいというか繊細な題材ではあった。そういったことをテーマにして、撮っていく中で、たくさんのスタッフの人たちに支えられた。個人賞は、とてもうれしいんですけれども、皆さんでいただいた賞なので、みんなで共有して喜びたい」と感謝した。