三浦瑠麗氏「今の家族にせよ、キュッとお互いを守りあう」FM出演で危機時のあり方語る

三浦瑠麗氏(2021年5月撮影)

夫の会社をめぐる報道などで一部番組の出演見合わせがあった国際政治学者の三浦瑠麗氏(42)が、15日深夜放送のTOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」(午前1時)に出演し、自身と家族が危機を迎えた時のあり方などについて、持論を展開した。

三浦氏は番組序盤、かつての著書で14歳のころの家族とのかかわり方に触れた結果、批判の声を受けた経験を吐露。その際家族のことを考えたという話の流れとなり、出演者の脳科学者、茂木健一郎氏から「14歳の時に大変なことがあったわけだけど、人生の嵐じゃないですか。そういうときも自分のこと考えないで、家族のこと考えちゃうの?自分のこと、いつ考えるんですか」と一般論として質問されると「私、自分のこと考えないの、あまり」と自らの思考回路を説明した。

茂木氏から「え?そうなの?こういうこと言っていいのか分からないけど、シャンパン飲んでいる時は自分のことを考えてる?」と畳みかけられると、三浦氏は「私、自分のこと好きですよ。だから大事にするし、寝心地のいいベッドでシーツにくるまれて、自分を甘やかすの好きですよ。だけど、危機の時に家族が…実家にせよ、今の家族にせよ、キュッとお互いを守りあうんですよね。それは危機の時になってみないと分からないことでもあるんだけど、それは、私自身が自分のことしか考えなかったら、たぶん成り立たない家族のあり方なんじゃないですか」と答えた。

茂木氏は「大変なことがあった時は家族を大事にしようぜという(リスナーへの)メッセージになるのかな」と質問。三浦氏は「大事にするべきだけど、もちろんそれが得られない人もあると思うんですよ。それはそれで大変なことで、本当、それはかわいそうだと思う。自分自身がかわいそうだと思わないのは、やっぱり家族がいるから」とコメントした。

冒頭では、「瑠璃さんにとって愛ってどういうこと」という質問にも回答。「痛いですね」と即答すると。「幸せ感ともつながってるんですけど、愛しているなと思うとぐっと痛くなるんですね、心臓が。それが、失う事に対する恐怖なんですよ」と説明。その相手に対して求めることは「共通点はやっぱり外見でもなく、趣味でもなく、一生懸命に大事にしてくれること。姿勢ですよね。Trueというか」とした。

三浦氏は先月20日、夫である清志氏が代表取締役を務める会社が東京地検特捜部の家宅捜索を受けたことが一部で報じられたことを受け「事実です」と認めた上で、「私としてはまったく夫の会社経営には関与しておらず、一切知り得ないことではございますが、捜査に全面的に協力する所存です」などとしていた。

その後、フジテレビ系「めざまし8」を3週連続で休むなどしている。6日には「一部報道について」と題した文面をアップし、夫の訴訟を担当する弁護士が旧統一教会関係者であるとする報道についても「報道を見て驚いております」とコメントし、担当者の変更を報告していた。SNSはツイッター、インスタグラムともに投稿を再開。10日と11日にバンコクで開催されたビジネスフォーラムに登壇したことも報告している。