TBS江藤愛アナ生放送で涙、6回通った大ファンのシャンシャンとお別れ「みんなのアイドル」

TBS江藤愛アナウンサー(2020年撮影)

TBS江藤愛アナウンサー(37)が20日の同局系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)に生出演し、中国に返還される東京・上野動物園のジャイアントパンダ「シャンシャン」(香香、雌5歳)への愛を語りながら、お別れに目を潤ませた。

江藤アナは「もう見られるだけでいいですよね」と言いながら、シャンシャンの最終観覧日となった19日の定員約2600人に対し6万2400人の応募があったことを紹介。「昨日が観覧最終日だったわけですよ」と感情たっぷりに振り返った。

MCのホンジャマカ恵俊彰から「江藤さん、大好きだからチャレンジしたそうなんですけれども、今年1月後半に申し込んだそうなんですけど、抽選は残念ながら」と切り出された江藤アナは「当たらず…ということで映像だけで」と、ちょっぴり残念そうな表情。ここから、シャンシャン観覧を6回も訪れたという江藤アナが撮影した「ベストショット」が紹介された。

18年2月の初対面では、木の上に登って丸まっている1枚。江藤アナは「かわいかったです。何してるか分からなくて、飼育員の方に『何してるんですか』って聞いたら『寝てますよ』って。『そうなんですね』というところから始まって」と回想した。

18年5月の写真では、「ゴールデンウイークの抽選に当たったんです。はがきで当たったんです。家族4、5人で見に行って」と笑顔。「それでも寝ていたんですけど、お母さんとツーショットがいいなって」と、奥でシャンシャンが丸まって寝て、手前でリーリーが竹を食べるツーショットを披露。「こっち向いて寝てくれればいいのにな、って思いながら。なかなかうまくいかず」と、笑いながら振り返った。

19年6月の元気に遊ぶ姿の1枚には、「時がたちまして、ようやく、起きた姿に会えた時には、まあ、もう、立派になって。本当に、シャンシャンを見続けてきましたね」と感情が高ぶらせて説明した。

江藤アナは続けて「当たらなくても同じ空気吸いたい、という方、いらっしゃいました、かけつけたファンの映像からご覧ください」と観覧抽選に外れたファンが園外に訪れたVTRを紹介。ファンの1人が涙ながらに思い出を語った後には、江藤アナももらい泣き寸前となり「なんか励まされるんですよね。一途でね。みんなのアイドルですよね」としみじみ語った。

番組では、全ての観覧時間を終えると、シャッターがしまり室内に戻るドアに向かうシャンシャンの最後の後ろ姿も放送。江藤アナは食い入るように見つめると「最後は背中だったんですね」と、感極まった様子で声を詰まらせ、手で顔をおおった。フリーアナウンサー三雲孝江から「涙出ますね」と声をかけられると、江藤アナは「いや、もう本当に。今日の録画して残そうかなと思いますね。この映像をね」と笑顔に戻って、今後は中国での繁殖活動に向かう「アイドル」に別れを告げた。