英チャールズ国王、立ち退き求めたヘンリー王子夫妻にバッキンガム宮殿内の邸宅提供の考え 英紙

英チャールズ国王(右)とカミラ王妃(ロイター)

英王室のチャールズ国王が、ウインザー城の敷地内に所有する邸宅フロッグモア・コテージを明け渡すよう求めているヘンリー王子(38)とメーガン妃(41)夫妻に、和解の印として代わりにバッキンガム宮殿内のアパートメントのスイートルームを提供する考えだと英デイリー・メール紙が報じた。

国王はヘンリー王子が今年1月に回顧録「スペア」を発売した直後にエリザベス女王から結婚祝いとして贈られた邸宅からの立ち退きを求めたことが伝えられている。

2020年に王室を離脱して米カリフォルニア州に移住した夫妻にとって、フロッグモア・コテージは英国での拠点となっており、国王の判断は昨年9月に死去したエリザベス女王の生前の願いに反すると批判の声も上がっていた。

同紙によると、国内での拠点を失う王子一家のために国王は帰国した際には弟アンドルー王子がかつて宮殿内のオフィスにしていたスイートルームを使用することを提案しているという。一方で、この記事は臆測に過ぎないとの王室情報筋のコメントも別のメディアで伝えられている。アンドルー王子は昨年末に、国王からバッキンガム宮殿内のオフィスの使用が禁じられ、荷物を運び出したことが明らかになっている。

国王は王室のスリム化の一環としてアンドルー王子の助成金を4月から大幅にカットする予定で、今後は自費で現在の自宅の維持費を賄えなくなるアンドルー王子に格下げ物件となるフロッグモア・コテージを譲る考えだと言われている。デイリー・メール紙によると、アンドルー王子と元妻のサラ・ファーガソンさんが暮らすウィンザー城のロイヤル・ロッジは、大規模な改修工事を行った上でウィリアム皇太子一家の住まいとなることが検討されているという。

ヘンリー王子夫妻は英国内で安全に滞在できる居場所を失うことに失望しているとの報道もあるが、夫妻はかねてロンドの中心部にあるバッキンガム宮殿内に拠点が欲しいと願っており、ウィンザー城よりも夫妻にとっては都合が良い場所だと関係者のコメントも紹介している。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)