大谷翔平がメジャー移籍前に語った夢「一番やりたいのはショート」トータルテンボス藤田が明かす

日の丸を掲げ、侍ジャパンにエールを送るトータルテンボスの藤田憲右(撮影・江口和貴)

頼むぜ、侍ジャパン!! 元高校球児で、お笑いコンビ、トータルテンボスの藤田憲右(47)がこのほど取材に応じ、WBCを戦う侍ジャパンへ熱きエールを送った。面識のある大谷翔平選手(28=エンゼルス)との思い出を語ったほか、チームのキーマンなどについて熱弁。自身も本業の傍ら、約3年前から野球教室開催にも精を出しており「野球の未来のためにも、大きな盛り上がりをみせてほしい」と“ハンパない”期待を込めた。

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野球人気のさらなる上昇を願って-。侍ジャパンに藤田が寄せる期待は“ハンパなかった”。期待の1番星は大谷。この日初戦の中国戦で先発して4回無失点の好投を見せたが「圧巻の投球。メジャーで見せている剛腕でねじ伏せるという投球ではなく、1つ1つの精度を確かめながら投げている印象でした」。打っては適時二塁打を放ったが「2打席目で遊ゴロになった球を、コースは違いますが、同じ球種の同じ高さのボールを左中間フェンスに直撃させるあたり、修正能力の高さが素晴らしかったです」と絶賛した。

16年の岩手・花巻市内のイベントでの共演経験や、大谷の母校・花巻東の佐々木洋監督とも親交が深い縁で、同校野球部の関係者と結ばれた大谷の実姉の結婚式に出席したこともある。18年、エンゼルス移籍時の渡米直前に会った際には、メジャーで二刀流を目指す熱い思いも直接聞いた。「投げて打つだけでなく、走る、守るも加えた、とにかく野球が好きだと言ってましたね」。専門性の高い捕手以外の全ポジションを「やってみたい」と目を輝かせていたといい「『一番やりたいのはショート』だと言ってました。実現したら、あんなに打てる大型ショートなかなかいないですよね(笑い)」。

藤田自身も指導者ライセンスを取得し、小学生の野球人口減少や、楽しさを見つけられずに辞めてしまう子どもらを食い止めるべく、約3年前から定期的に野球教室を開催中。侍ジャパンに「かっこいい姿をみせてほしい」とし「他国にもスターがたくさんいる。憧れを持ってもらえれば野球をやりたいという子どもたちももっと増えると思います」。芸人と野球指導者の“二刀流”で生きる男は、大会も熱いまなざしで見守る。【松尾幸之介】

○…藤田は侍ジャパンのキーマンに守備職人の源田壮亮内野手(30)を挙げた。主に遊撃での起用となりそうだが「控えとの差を少し感じるところ。替えがきかない」とし「好機で打順が回った時に代打を出すのかどうか。そのあたりで悩む時があるかもしれないですね」。10日の韓国戦先発が有力のダルビッシュ有投手(36)については「これまでの登板は球の指のかかり具合やマウンドとか、抑えること以外の部分を確認していただけだと思います」とし「本番は全く心配ないと思う」。チームには「準決勝までは圧倒的にいってもらって、そこからは苦しみながらも勝って優勝という物語をみたいですね」と語った。

◆藤田憲右(ふじた・けんすけ)1975年(昭50)12月30日、静岡・御殿場市生まれ。御殿場南中-小山高-中央学院大中退。97年にNSC東京校入所し、大村朋宏とトータルテンボス結成。ツッコミ担当。16年に著書「ハンパねぇ!高校野球」を出版するなど高校野球フリークでもあり、趣味も高校野球情報収集、プロ野球選手の出身校当てなど。180センチ、73キロ。血液型A。