中山美穂を見いだした「世界中の誰よりきっと」元敏腕音楽ディレクター「見事に光ってくれた」

中山美穂(2022年4月撮影)

歌手で女優の中山美穂(53)が15日、テレビ朝日系「あいつ今何してる?」(水曜午後7時)2時間スペシャルに出演し、中山を見いだした敏腕音楽ディレクターとの思い出を語った。

中山は自身を見いだし、180万枚以上を売り上げた代表曲「世界中の誰よりきっと」元ディレクターの福住朗さんと再会。中山は「いろんなレコード会社のオーディションを受けたんですけど、福住さんが私を拾ってくれたというか。彼が見つけてくれなければ、私は歌手として存在してない」と語った。

ディレクターの福住さんは現在は趣味の歴史研究を行いながら岡山でセカンドライフを過ごしている。35歳の時に、当時中学生だった中山との初対面。「写真を見てこの子会ってみたいと思った」と明かし「歌っているときの表情がいいんですよ。この子はうちでやらせてちょうだいと、すぐその場で(決めた)」と振り返った。

中山のデビューに対しては厳しい意見も多かったというが福住さんが「磨けば光る」と説得。当時について「見事に光ってくれた」と笑顔を見せた。さらに「世界中-」は元々スローバージョンだったが曲のテンポを上げて出来たという。

中山は「当時はだいたい手紙で渡すことは最初は多かった」と明かし、レコーディング後は必ず渡していた。今でも「個人的にも健康のこと生活のことが気になる」と話した。

福住さんは「ちょっと軽くやるって言うつもりは彼女には全然無かった。ピンでやることのすごさ、心の強さが無いと出来ない。彼女の持っている才能を私に、この仕事で預けてくれてありがとう。会わなかったら成り立たない、そういう人に出会えたのは幸運。すごく良い仕事をさせてもらったと思ってて、感謝ですね」と感謝し、中山も涙を流した。