ムツゴロウさん追悼特番 動物と戯れる映像とともに「感謝のメッセージささげます」ナレーション

“ムツゴロウ”こと畑正憲さんとアンデスピューマのレイナ(『ムツゴロウとゆかいな仲間たち』2000年7月20日放送)(C)フジテレビ

フジテレビは8日、5日に87歳で亡くなった“ムツゴロウ”こと畑正憲さんをしのび、追悼2時間特番「ありがとう! ムツゴロウさん」(午後7時)を放送し、ムツゴロウさんを悼んだ。

番組冒頭、ライオンや象などを動物と戯れるムツゴロウさんの映像が流れた。ナレーションでは「なぜでしょうか。ムツゴロウさんにかかればどんな動物も魔法のようです。優しく穏やかな表情。すっかり気を許しています。動物たちはきっとこの人達を愉快な仲間と思ったに違いないのです」。

ライオンと戯れる映像の中で、ムツゴロウさんの「危険を感じましたね。金も地位も名誉も全然役に立たない。それがいいんです。役に立つのは経験と情熱と魂だけ、それに付き合えるから動物と付き合うのはやめられないですね。アフリカの魂をもらいましたね」というコメントもあった。

さらにナレーションで「命とは生きるとは、そして人は動物たちとどう関わっていくのか、ムツゴロウさんは、生涯をかけて身をもって教えてくれました。フジテレビに残る数々の秘蔵映像、その1つ1つをひもときながら、ムツゴロウさんに感謝のメッセージをささげます」と伝えた。

フジテレビは、生涯、動物たちと触れ合い続けたムツゴロウさんの活動を追って1980年から20年以上にわたり放送し、世帯視聴率30%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を超える大ヒット番組となった「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」シリーズの映像を再構成。

「ムツゴロウ動物王国」を開園してから20年以上に放送された特別番組「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」は、実に86本にも及ぶ。その名場面の中から厳選した、いくつかの驚きと感動のエピソードを紹介、北海道でさまざまな動物たちとともに暮らした生活ぶりや、世界中を旅して猛獣たちと触れ合ったその貴重映像から、生きものの命と全力で向き合い続けたムツゴロウさんの生きざまをひもといた。

同局は6日、畑さんに対して、書面を通じて哀悼の意を表していた。「生涯、動物たちと触れ合い続け““ムツゴロウ”の愛称で親しまれた畑正憲さん。フジテレビで1980年に放送が始まった『ムツゴロウとゆかいな仲間たち』シリーズは、北海道で動物たちと暮らす畑さんの生活や、世界中の生きものたちと触れ合いを20年以上にわたって描きました。アフリカの保護区では、初めて出会った巨大なアフリカゾウが片足を上げムツゴロウさんにあいさつしてくれたものの体中ダニだらけに。それでも喜んでいらっしゃったムツゴロウさん。動物も人もムツゴロウさんにとってはみんな友達でした。ムツゴロウさんの飾らないお人柄や動物たちとの心温まる交流の様子が、幅広い世代から共感を得て人気番組となりました。このたびご訃報に触れ、残念でなりません。これまでの多大なご功績に深く感謝申し上げるとともに、謹んで心より哀悼の意を表します」としていた。