eスポーツチーム、αDの代表やYouTuberとしても活動する超無課金こと、石田拳智氏(26)が、メンズアイドルプロデュースに本格参戦している。昨年9月に5人組グループ、ロゼオセロをデビューさせ、現在も夏頃デビュー予定の2グループ目のオーディションを実施中。このほど取材に応じ、活動への思いや展望を語った。
昨年に新芸能事務所「ワンレビュー」を設立。これまでは主にゲーム配信やアーティスト活動など自身が表に出る活動が中心だったが、今後は裏方として、自らが見つけた才能たちを開花させていく。26歳ながら同社含め5つの法人代表を務めるなどしており、これまでの経験やコネクション、企画力などを積極的に還元。「働いている人側、経営側、ファン側の3つの視点を持っているので、未来的には強いと思っています」と力を込める。
計画では年内中に4グループまで誕生させる予定だ。それぞれの趣向は変えつつ、共通しているのは全て男性グループという点。こだわる理由については「もともと扱っていたeスポーツチームのメンバーも男でしたし、そうした経験をもとにしたアイドルを作ろうと思っています」といい「女性グループの方が男女ともにファンがつくので、集客の面ではやりやすい。女の子は化粧である程度、見た目を変えられますが、男はそこまで化けられない。となると、そんなに人材って豊富ではないんですよね。なので、これまで培ってきた発信力を駆使して、自分が集めてみようと思い立ったんです」。
石田氏のSNSは、超無課金名義のYouTubeチャンネルなども含め複数あるが、ツイッターはフォロワー数約41万人、TikTokは約21・5万人と、タレントや有名インフルエンサーに引けを取らない数字を誇る。ロゼオセロのオーディション開催決定も昨年6月に自身のYouTubeチャンネル「天才むかたんチャンネル」で発表し、1000人を超える応募が集まった。
まずは目の前の仕事を軌道に乗せる。ロゼオセロのマネジメントはいったん他スタッフに託して自身は2グループ目の立ち上げに注力するといい「ロゼオセロのライバルにもなるので、結成3カ月で抜かせるくらいの勢いにしたいと思っています。今はまだ種を植える時期。知っていただいたメンバーたちをこれから形にしていかないといけない。SNSはもちろん、テレビ出演なども果たせるように、まずは国内でしっかりと人気のあるグループを作っていきたいです」と見据えている。
育成面では俳優曽田陵介(25)らが所属する芸能事務所、MR8(大崎裕貴代表取締役)と業務提携するなど、横のつながりも活用していく。同社はインフルエンサーの芸能界進出などに力を入れており、メディア出演などのノウハウ面で協力する。秋ごろデビュー予定の3グループ目以降は結成までの模様をドキュメンタリー映画として無料上映してデビューさせる構想もあり、「今までになかったことをやっていきたいですし、こうしたデビューの仕方を恒例にしていけたらいいなと思っています」と語った。
ワンレビューという社名には、見る人1人1人の印象に残り、レビューという名の“思い”に応えていこうという願いを込めた。「レビューって印象に残ったから書くものだと思っていて。いいものも悪いものも書いてもらえるような、そんなインパクトあるグループを作っていきたい」。プロデューサーとしてのまなざしで、夢に向かって進んでいく。【松尾幸之介】
◆石田拳智(いしだ・けんち)1996年(平8)12月3日、滋賀県生まれ。別名、超無課金。2017年ごろからオンラインゲーム、荒野行動での実況配信などで名を広め、18年にeスポーツチーム、αDを設立。荒野行動初のeスポーツリーグなどを開催する。21年から本名の石田拳智名義でアーティスト活動も開始。22年からメンズアイドルプロデュースにも参入した。