松本白鸚(80)が初演から54年間にわたって主演してきたミュージカル「ラ・マンチャの男」のファイナル公演が14日、神奈川・よこすか芸術劇場で開幕した。24日まで全10回公演。
劇作家セルバンテスが、宗教裁判を待つ間の獄中で、遍歴の騎士ドン・キホーテの物語を劇中劇で演じる。物語が終わると、観客は大きな拍手とスタンディングオベーションで賛辞を送った。白鸚は観客総立ちの客席を見渡し、何度もうなずき「どうも、どうも、ありがとうございました。ありがとうございました」と感謝。「松本白鸚in『ラ・マンチャの男』 ご声援ありがとうございました」と書かれた大きなボードも登場し、ファイナル公演を彩った。
昨年2月がファイナル公演になるはずだったが、新型コロナウイルスの影響で、全25回のうち千秋楽を含め18回が中止になった。今公演では、松たか子、上條恒彦、駒田一ら前回出演キャストがほぼそろった。千秋楽には上演回数が通算1324回になる。【小林千穂】