アニメ映画「名探偵コナン 黒鉄の魚影」(立川譲監督)が、14日の封切りから16日までの3日間で、興行収入(興収)31億4638万7340円、動員217万6407人を記録した。配給の東宝が17日、発表した。シリーズ歴代最高興収97億8000万円を記録した22年の前作「-ハロウィンの花嫁」との興収対比で、164%を記録。1997年(平9)の第1作「-時計じかけの摩天楼」から26年、26作目にして、初日3日間でシリーズ歴代史上NO.1の観客動員と興行収入を記録し、初の興収100億超えも射程圏に捉える、ロケットスタートとなった。
15日に東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた公開記念舞台あいさつの席上でも、公開初日14日の1日だけで興収8億5000万円、動員58万人を記録したと発表していた。前作「-ハロウィンの花嫁」との対比で、163%を記録したことが、100億超えの見通しを立てた根拠だと説明。初日の14日午前0時から、全国10大都市18劇場で行われた、世界最速上映も即完売したと明らかにしていた。
公開3日間の成績は
14日 興収8億5883万7700円、動員58万2776人
15日 興収11億8941万1600円、動員82万3358人
16日 興収10億9813万8040円、動員77万273人
(全国505館)
公開前には“ネタバレ騒動”が発生し、激震が走った。4日に都内で開催された完成披露試写会で一足先に作品を見た、ごく一部のファンがインターネット上で、ネタバレに類する行為を働いたことが問題視された。
7日には製作委員会が映画の公式ツイッターで「名探偵コナンを応援してくださっている皆様へ」と題する文書を掲載し、配慮ある投稿など注意喚起を促すなどの大問題に発展。同アカウントは「公式アカウント及びスタッフ・関係者の投稿へのリプライ、そしてリプライ欄の表示について、多くの方にご意見をいただいており『名探偵コナン製作委員会』としましても、皆様に楽しんでいただける最善の形を模索すべく検討致しました。リプライ欄の閉鎖も検討致しましたが(中略)閉鎖せずに現行の運用継続を予定しております」と説明。「どうか配慮のあるご投稿を、お願い出来ますと幸いです」と投稿した。
一部のアニメ関係者によると、中国最大のSNSで全世界で7億人のユーザーがいるWEIBOなどで、ネタバレに類する投稿がなされていたもようで、それらが拡散されたようだという。ネタバレ騒動を乗り越えての大ヒットスタートで、揺るぎない盤石の強さを見せた。