歌手松山千春(67)主催のシンガー・ソングライター発掘オーディションで、優秀賞を獲得した吏沙(つかさ、26)が、ラジオデビューを果たすことが29日、分かった。
ニッポン放送の特別番組「わたしは吏沙です」(5月7日深夜1時30分)で、初パーソナリティーを務める。弾き語りでオリジナル曲を披露するコーナーもあるが、1時間30分の番組は基本的に1人しゃべり。千春からの応援コメントも届き「マイクの前で頭の中が真っ白になってしまいました」と興奮冷めやらぬ初挑戦となった。
吏沙は、両親が千春のファンで、シンガー・ソングライターを目指すきっかけとなった。千春のデビュー曲「旅立ち」は、その礎になったリスペクトソング。「小さい頃、父の運転する車の中で初めて聞いた時には詞の意味も分からなかったのですが、その後、聞いているうちに何故か、自然に涙があふれてきたことを覚えています」と振り返る。その上で「いい曲というのは子供にも伝わると思うし、そういう曲こそ、いつまでも長く歌い継がれるのだと実感しました」。
オーディションは両親の勧めもあって挑戦した。「不安でいっぱいでしたが、最終選考に残ることだけでもうれしかったのですが、まさか優秀賞で自分の名前が呼ばれるとは夢にも思っていませんでした。千春さんは『出会い』は1つのチャンスだと思っていたそうですが、私もその言葉を胸に頑張っていきたい」と意欲を語った。
福岡・みやま市の出身。番組では「標準語でしゃべろうと思って頑張った」と言うものの「自分の気持ちをしゃべろうとすると、どうしても出身地の訛(なま)りになってしまう」と苦笑い。しかし、自身については「爺ちゃんとか婆ちゃんしかいないような田舎で育ちました。小さい頃は駄菓子屋に行くのが楽しみで。今、振り返るとたくさんの人から愛されて育ったと感謝しています」と語った。
千春は「(ラジオ収録の時)ニッポン放送の偉い人たちも見にきているかもしれないが、いいか、そんなのは無視しろ。完全に無視。とにかくリスナーの方々、聴いてくださってる方だけのために語ってくれ」とアドバイス。さらに「今度は一緒に番組をやってみたいな」との言葉も贈った。吏沙も「リスナーの方々に少しでも届けられるように頑張ります」と応えた。
吏沙は現在も福岡在住。定期的に上京しライブ活動を続けている。