窪田正孝、心境の変化「現場と私生活は表裏一体と思うようになった」 日本映画批評家大賞授賞式

助演男優賞を受賞した窪田正孝(撮影・丹羽敏通)

窪田正孝(34)が16日、東京国際フォーラムで行われた日本映画批評家大賞授賞式で、助演男優賞を受賞した。

「すてきな賞をいただけて役者冥利(みょうり)に尽きます」と喜びを口にした。

受賞対象作「ある男」では、4人で幸せな家庭を築く中、不慮の事故で命を落とした後に、名前も分からない全くの別人だったと判明する、物語のキーマンを演じた。「キーになる役どころでしたが、情報で体を埋め尽くさないように…。足していくのが楽。でも、引いていくのを意識して演じました」と役作りと演技を振り返った。

檀上では、30代半ばに差しかからんとしている中での、仕事と私生活への考え方が変わってきたと語った。「今年で35になるんですけど、20代の時と感覚が変わってきて、若いエネルギッシュな方と演じるのが楽しい」と今の心境を口にした。その上で「現場と私生活は表裏一体と思うようになった。仕事し過ぎても私生活が衰えると実感…インプットしないとアウトプットが、おろそかになる」と、私生活の充実がインプットとなり、それが演技というアウトプットに直結するという考えに至ったと説明した。

そして「演じることの意義、手でつかめないものを表すのが役者の仕事。届けられるように頑張りたい」と力を込めた。