ヘンリー王子夫妻、パパラッチ騒動はホテル代ケチったのが原因?友人宅宿泊移動で追跡劇の可能性

ヘンリー王子(左)とメーガン妃(2019年6月28日撮影)

英国のヘンリー王子(38)とメーガン妃(41)夫妻が先日、米ニューヨークでパパラッチ集団による危険なカーチェイスに巻き込まれて事故を起こす寸前だったと主張して波紋を広げる中、その原因がホテル代をケチったことによるものだった可能性が浮上している。慈善団体のイベントに出席した夫妻とメーガン妃の母ドリアさんは、会場を出てから2時間にわたってパパラッチの執拗(しつよう)な追跡を受けたと夫妻の広報担当者が声明を発表していた。しかし、それは夫妻が自分たちの宿泊先を知られたくないため、追跡を巻こうとしていたからだと米FOXニュースが伝えている。

報道によると、夫妻はヘンリー王子の母ダイアナ元妃がお気に入りだったニューヨークのホテル、ザ・カーライルに宿泊を希望していたというが、大幅な割引料金を要求して宿泊を断られていたという。そのため夫妻は無料で滞在できる友人宅に宿泊することとなり、結果として安全のために自分たちの居場所を知られたくなかったことが、長時間の追跡劇につながった可能性があるという。

20年以上マンハッタンで著名人や富裕層に警備を提供してきた人物は、ホテルには警備員やドアマンをはじめとするスタッフが常駐しており、滞在中の安全が保障されるが、私邸の場合は同様の警護を受けることはできないと指摘。ホテル内にまでパパラッチが入ってくる可能性は低く、到着したところを写真に撮られて終わりとなることが想定されるため、お金を払ってホテルに宿泊していれば夫妻の主張するカーチェースは起こらなかったと批判が出ている。

高級老舗ホテルとして知られるカーライルは、王室メンバーの定宿として知られ、2014年にはウィリアム皇太子夫妻も滞在している。また、ハリウッドのトップスターや米歴代大統領も常連で、警備面では何の不安もない。

夫妻は動画配信大手ネットフリックスと1億ドルとも言われる大型契約を結んでおり、王子も回顧録の出版で3500~4000万ドルのギャラを手にすると伝えられており、なぜホテル代の支払いを渋ったのかは分かっていない。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)