「ジョジョの奇妙な冒険」世界初のミュージカル化、第1部ファントムブラッドを帝国劇場で

「ジョジョの奇妙な冒険」原作コミックス書影(C)荒木飛呂彦/集英社

人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ(荒木飛呂彦原作)が世界で初めて舞台化されることになり1日、東宝から発表された。第1部「ジョジョの奇妙な冒険ファントムブラッド」をミュージカル化し、24年2月に東京・帝国劇場で上演する。キャストは今後発表される。

87年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載が始まった原作はシリーズ累計発行部数1億2000万部の人気作で、すべての始まりとなる第1部ファントムブラッドをベースに舞台化する。19世紀の英国を舞台に、主人公ジョナサン・ジョースター(ジョジョ)と運命的な出会いを果たすディオ・ブランドーを中心に、“謎の仮面”をめぐる壮大な戦いを描く。

熱いストーリーテリング、独特のポージング、独創的でインパクトのあるセリフ回しなど、多くのファンを魅了する独特の世界観を、帝劇でスケール感たっぷりに表現するという。

ジョジョ×帝劇のビッグプロジェクトに、気鋭のクリエーターも集結している。演出には、独自の身体表現を駆使したパフォーマンスや演出で注目され、15年に荒木飛呂彦原作の唯一の舞台化「死刑執行中脱獄進行中」で演出を手がけた長谷川寧が担当。音楽にはフランスを代表するミュージカル作曲家ドーヴ・アチア、脚本は大人気コミック「僕のヒーローアカデミア」(集英社)の舞台化の初演から演出を担った元吉庸泰がそれぞれ決まっている。