佐倉綾音は“夜天光”幼少期セーラームーンを通っていないものの「今、ごっこ遊びに夢中です」

アニメ映画「劇場版 美少女戦士セーラームーンCosmos」前編公開記念舞台あいさつに登壇した佐倉綾音(撮影・村上幸将)

佐倉綾音が10日、東京・丸の内TOEIで行われたアニメ映画「劇場版 美少女戦士セーラームーンCosmos」(高橋知也監督)前編公開記念舞台あいさつで「今、ごっこ遊びに夢中です」と、水樹奈々はじめ共演陣とのトークに酔いしれた。

「劇場版 美少女戦士セーラームーンCosmos」は、漫画家・武内直子氏の漫画を原作に、1992年(平4)にテレビ朝日系でアニメが放送された「美少女戦士セーラームーン」が22年に連載開始30周年を迎え、製作された最終章。佐倉はスリーライツのセーラースターヒーラーこと夜天光を演じた。セーラースターメイカーこと大気光を演じた早見沙織が「絶賛、ごっこ遊びをしていた世代。お話をいただいた時、ビックリした。スリーライツの絆を、アフレコ中に感じながら演じた」と言うのを聞くと、佐倉は「小さい時に(作品を)通っておらず、今、はまってしまって…今、ごっこ遊びしたい。火球様に会えて、光栄です」と、セーラー火球こと火球皇女を演じた水樹奈々に視線を送った。水樹が「(トークの中で)今、ごっこができた!」と声をかけると、佐倉は「琴乃さんを診て感動するし。めぐみさんは勝てなさすぎる」と、エターナルセーラームーンこと月野うさぎを演じた三石琴乃と、セーラーギャラクシア役の林原めぐみに語りかけた。林原に「分かる」と同意されると、佐倉は「私は今、ごっこ遊びに夢中です!」と力を込めた。

佐倉は、三石が演じた月野うさぎについて聞かれると「台本を読んで原作の1話から、さらって見直した。前編は、すごいものを背負っているけど、1話では、だらしないくらいの女の子。変化というか成長、進化を感じていて…あんな、ただの女子高生が、こんなに頑張らなきゃいけないのか、と」と声を震わせた。

◆美少女戦士セーラームーン 91年から97年まで少女漫画誌「なかよし」(講談社)で連載。かわいらしくポップなビジュアルと、セーラームーンこと月野うさぎら運命に導かれた女の子たちが、華麗に変身して戦う愛と正義の物語が、連載開始当初から圧倒的な人気を獲得。単行本の世界累計発行部数は4600万部(紙、電子合計)にのぼり、当時の女の子たちを夢中にさせ、社会現象を巻き起こした。92年からはテレビアニメの放送もスタートし、97年に放送が終了した後も、40カ国以上の国で放送。12年にはファンの声に押されるようにプロジェクトが再始動し、14年からは、新シリーズとしてアニメ「美少女戦士セーラームーンCrystal」がスタート。21年には25年ぶりとなる劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」が公開された。