市川新之助が仏アニメ映画で声優初挑戦、情感込めた演技披露も父のアドバイスは「分かりません」

アニメ映画「古の王子と3つの花」公開アフレコを行う市川新之助(撮影・村上幸将)

歌舞伎俳優の市川新之助(10)が12日、都内で行われたフランスのアニメ映画「古の王子と3つの花」(ミッシェル・オスロ監督、7月21日公開)公開アフレコで、声優に初挑戦した。アフレコ後、取材に応じた新之助は「まず、映画を見て、台本を見たりして練習しました。僕がやらせていただいた、いにしえの王子の気持ちを考えながらやらせていただきました」などと役作りについて語った。一方で、父の市川團十郎(45)から、どんなアドバイスをされたかとの質問には「父さんからのアドバイスは…分かりません」と答え、子供らしい一面を見せた。

「古の王子と3つの花」は、98年「キリクと魔女」19年「ディリリとパリの時間旅行」などで知られる、現代フランスを代表するアニメーション界の巨匠ミッシェル・オスロ監督(79)の最新作。ルーブル美術館とのコラボレーションで制作された、古代エジプト・クシュ王国の王子が上下エジプトを統一し黒人初のファラオとなる「ファラオ」、理不尽な城主である父に反逆した中世フランスの王子の物語「美しき野生児」、千夜一夜物語に想をとった、イスタンブールが舞台の「バラの王女と揚げ菓子の王子」と、異なる都市と時代の3人の王子の物語で構成される。

新之助は第2話「美しき野生児」で、中世フランス・オーベルニュ地方の理不尽な城主である父親に追放されてしまう主人公・美しき野生児の子供時代を演じた。新之助は「娘さんのところへ、帰らせてあげたくて…」などと、情感を込めた芝居を披露。オスロ監督は「本当当に、彼と一緒にお仕事するの、楽しかったですよ。とても感じの良い男の子だし、初めての仕事じゃない。プロフェッショナル。でも…やっぱり、子供の魅力をたくさん持った俳優」と絶賛した。