歌手の鳥羽一郎(71)静太郎(58)天草二郎(52)走裕介(49)村木弾(43)が12日、栃木・日光の船村徹記念館で、「演歌巡礼コンサート」の最終公演「演歌巡礼 in 日光 Final~船村徹を歌い継ぐ~」を行った。
戦後歌謡界を代表する作曲家・船村徹さんの内弟子である5人は「船村徹内弟子五人の会」として、巡礼コンサートを17年から開催し、七回忌の節目にひとつの区切りとして、日光での演歌巡礼コンサートはこの日がファイナル。最終公演は、船村さんの誕生日である6月12日に昼夕2回公演を行い、全国から700人ものファンがつめかけ、満席となった。
会場には、船村徹門下の森若里子、高瀬典子の2人もゲストとして駆けつけた。鳥羽は「柿の木坂の家」を歌唱し「たくさんの皆さんにお越しいただきましてうれしゅうございます。みんなで頑張って歌わせてもらいます」と感謝した。
さらに「先生は元気だと、91歳になるんです。今回は、年代年代に作った歌がたくさんありますので、その歌を皆さんにお届けしたいと思います」と話し、60年代から80年代にかけてヒットした船村メロディーから「おんなの宿」などを披露。また、異色の船村作品から「白馬のルンナ」「スナッキーで踊ろう」「ダイナマイトが百五十屯」の3曲を、当時のエピソードを交えながらオリジナル音源で紹介した。
船村さんの妻・福田佳子さんもステージ上で「たくさんの皆さまにお越しいただいてありがとうございます。船村もきっと喜んでいると思います」とあいさつ。フィナーレは全員で鳥羽のオリジナル曲でもある「師匠(おやじ)」を熱唱。全25曲のプログラムすべてが船村作品一色で構成されたステージで、最後まで客席を楽しませた。
鳥羽は内弟子の後輩歌手たちを見渡しながら「みんな、修行したのよ。叱られながらやっていたのは、みんな、修行だと思うよ。いい勉強をさせていただいたよ。先生には大感謝しなければだめだね」と振り返りながら「船村先生は、作曲家の先生方の中でもヒット曲が一番多いんじゃないか。天才だと思いますね」と、改めて師匠の偉大さをアピールしていた。