宝塚振付師の羽山紀代美さん死去 「エリザベート」なども手がけ、後進育成に尽力

宝塚大劇場

宝塚歌劇団は13日、劇団元理事で、振付家の羽山紀代美さんが6月10日に亡くなっていたと発表した。78歳だった。劇団によると「葬儀は故人の遺志により、密葬ですでに執り行われました」という。

羽山さんは61年入団。ダンスの得意な娘役として活躍し、73年に退団した。

退団後は、宝塚歌劇作品の振付を担当。97年には理事に就いた。宝塚音楽学校でも指導にあたり、後進の育成にも尽力した。

振付担当作には「エリザベート -愛と死の輪舞-」「NEVER SAY GOODBYE -ある愛の軌跡-」などの大作も多い。

06年には菊田一夫演劇賞特別賞を受賞。劇団100周年の14年には、「宝塚歌劇の殿堂」入りも果たした。