広川ひかる、8・10発売エッセーで上島竜兵さん死の葛藤初めて明かす 訃報直後に乳がん発覚も

広川ひかるが上島光の名で書き下ろし、8月10日に発売するエッセー「竜ちゃんのばかやろう」の表紙の仮画像

KADOKAWAは23日、22年5月11日に61歳で亡くなった、ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんの妻でタレントの広川ひかる(52)が、上島光の名で書き下ろしたエッセー「竜ちゃんのばかやろう」を8月10日に発売すると発表した。

広川は、亡くなる直前、上島さんの様子がちょっと不安定になっていたことを、家族として一番近くにいて気づきながらも、助けることができなかった悲しみ、悔しさ、無力感…自分はあの時どうするべきだったのかと、今なお葛藤しているという。その心の内を「竜ちゃんのばかやろう」で初めて明かす。精神的に苦しい日々が続いていたため、メディアによる取材はこれまで1度も応じることがなかったが「世間から竜ちゃんがいたこと、忘れられるんじゃないか」という思いから今回、自ら筆を執ることに決めたという。

「竜ちゃんのばかやろう」では、心に沸き上がる竜ちゃんへの「怒り」を赤裸々につづりながらも、どうしても憎めない”竜ちゃん”と過ごした日々を振り返る。抱腹絶倒の珍エピソード、ほろ苦い思い出…脳裏に浮かぶのは、竜ちゃんの小心で自分勝手で、でも人にとことん優しく繊細な実像だったという。

広川は、上島さんが他界した数カ月後、体調不良に襲われ乳がんが発覚。1人で挑んだ心細くつらい闘病生活を、親族や友人に支えられながらなんとか乗り越え、今を懸命に生きているが、ときどき涙が止まらない日も、胸が張り裂けそうになり車の中でひとり「ワーーーッ」と叫ぶ日もあるという。上島さんのことを伝えたい一心でここまで進んできた中、執筆した「竜ちゃんのばかやろう」は、故人をしのびつつ、はじめて明かされるエピソードや人柄にまつわる話もたくさん詰まった1冊となった。

KADOKAWAは「竜ちゃんのばかやろう」の「はじめに」から部分抜粋した、広川のコメントを発表した。

「葬儀終了後にマスコミへ発表した、私のコメントの中の『竜ちゃんのことを忘れないで下さい』という文面は、作家の永六輔さんの言葉に感銘を受けた竜ちゃんが、生前、よく口にしていたことに由来します。『人間は二度死にます。まず死んだとき。それから忘れられたとき』『人は、忘れられたときが本当の死だ』と、竜ちゃんは常々言っていました。でも、皆さんに竜ちゃんのことを忘れないでと言っている私なのに、現実が辛過ぎて、竜ちゃんの記憶を頭の中から消してしまうかもしれないという恐怖がありました。前向きな今日と後向きの昨日が繰り返す、悲しみと、とまどいの日々の中、私がどうやって今日まで過ごしてきたか。そして、自分勝手だけどキュートで繊細だった、私の大切な旦那様の話を、記憶が無くならないよう、忘れられないよう、思い出をかみしめながら書き記しておこうと思います」

◆上島光(うえしま・ひかる)1970年(昭45)10月6日生まれ。高校時代から芸能界を志し、88年にフジテレビ系「発表日本ものまね大賞」で優勝し、芸能界入り。94年に上島竜兵さんと結婚し、結婚後は一時、主婦業に専念するが、その後、ものまね番組や情報番組のリポーター等で活動。芸名は広川ひかる。