ヨーロッパ企画25周年、2作目の長編映画にメンバー感慨「人生を変えるくらいの熱量で作った」

映画「リバー、流れないでよ」初日舞台あいさつに登壇した、左から山口淳太監督、中川晴樹、藤谷理子、鳥越裕貴、近藤芳正(撮影・村上幸将)

劇団ヨーロッパ企画の新作映画「リバー、流れないでよ」(山口淳太監督)初日舞台あいさつが23日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた。

「リバー、流れないでよ」は「夜は短し歩けよ乙女」「四畳半タイムマシンブルース」「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」日本語吹替版などの脚本を手がけた、劇団ヨーロッパ企画の上田誠代表が原案・脚本を、映像ディレクターの山口淳太氏が監督を務めた、同劇団のオリジナル長編映画第2弾。20年の長編映画第1弾「ドロステのはてで僕ら」は、世界27カ国。53の映画祭で上映され23もの賞を受賞している。

劇団ヨーロッパ企画は、1998年(平10)に上田氏が立ち上げ、25周年を迎えた。01年初演の舞台「サマータイムマシン・ブルース」は、05年に本広克行監督により映画化され、00年に初演の舞台「曲がれ! スプーン」も、同監督により09年に映画化された。

劇中で編集者杉山を演じた中川晴樹(45)は、00年から同劇団のメンバーだ。「ヨーロッパ企画は25周年。ずっと、少ないお客さんの前で舞台をやり『サマータイムマシン・ブルース』『曲がれ! スプーン』が映画化され、お客さんもたくさん来て、すごいものが出来た、本当に面白い。ひょっとしたら人生変わるかなとやってきて…。でも、人生が変わらなかった、というのが、ずっとあった」と振り返った。そして「そういう25周年だったんですけど『リバー、流れないでよ』は、人生を変えるくらいの熱量で作って、ひょっとしたらそうなるんじゃないかと思うくらい、僕らは面白いものが出来たと思っています。この先、楽しく30、40年、演劇を続けられたらと思っていますので応援、お願いします」と客席に呼びかけた。

21年に、ヨーロッパ企画としては17年ぶりの新人として入団した藤谷は「本当に、つい数カ月前までは、こんなふうに皆さまの前に立つどころか、見ていただくことすら諦めかけていたくらい。お届けできることが本当に、本当に幸せでたまりません」と目を潤ませた。そして「ここで終わりではなくて、もっと良いご報告、すてきな話をお届けできるよう、これからも頑張ります。皆さまのおかげで、この瞬間があると思っています」と観客に感謝した。