<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>
ホラン千秋(34)をインタビューした。
17年4月からキャスターを務めるTBS系「Nスタ」(月~金、午後3時49分)やバラエティーで、一貫した意見で視聴者を引きつける。そのコメント1つ1つのセンスが抜群だ。そしてそれは、今年1月のイベントでも発揮されていた。
オンラインアシスタントサービス「フジ子さん」を運営する「BPOテクノロジー」の新CM発表会に出席した際のことだ。“年収4億の女”と世間を騒がせたときのことだ。
同社のCMキャラクターを務めるホランは、「フジ子さん」の公式アンバサダーに就任。「(サービスの)守備範囲広い。気軽にお願いできるような、懸け橋になれるような存在になれるよう頑張りたい」と意気込んだ。さらに個人的な目標を問われると、フリップに「4億」と書いたのだ。
実はこのイベントの直前に、週刊誌に「年収4億」と書かれ、そのことに自ら触れたのだ。続けて「どう頑張っても年収4億いかない」と否定しつつ「『年収4億の女』って見出しになりますよね。身を削って頑張りたい。4億は稼いでいないですよ、それくらい頑張ります。なかなかフリップに4億って書く人いないですよね。事務所の方から怒られるかもしれない」と笑った。その結果、この日のネットニュースの見出しには、ほぼ全部に「4億」が書かれていた。
ホランをインタビューしていて思う。頭が良く、書き手側が欲しい、いわゆる「見出しになるワード」を多く使ってくれる。インタビューの際には、このイベントの時の真意を聞いた。
爆笑したあとに、「そういう見出しにしてもいいですけど、するんだったら『フジ子さん』の良さをしっかりと伝える記事にしてって言ったんですけど、そうじゃなかった社もあったり…」と、まずはぼやきからスタート。
そしてこう続けた。
「きっとこういうことが話題になるなっていうことを言わないとね。せっかく記者さんたちも来てくださっているので。おしとやかに上品に、イベントを終わらせることももちろん可能なんですけど…そうじゃなくて、せっかく来てくださった方々が『記事にしたいな』とか、大きく記事にしてくだされば、お世話になっている『フジ子さん』のサービスのことも伝えていただける。どちらに対しても、『ありがとうございます』っていうことができると思うので」
記者、クライアント、両者に対してウィンウィンになると考えた上での発言だったという。
そして「4億なんて無理なんですけど、っていうのはちゃんと言ったよね!(笑い)。無理なんですけど、それぐらいの熱量で頑張りたいって。別に稼いで悪いことではないので(笑い)」。
ウソはつかず、本音を聞けるこちらも気持ちいい。ぜひともこのコメント力で、本当に「年収4億の女」になってほしい。
【佐藤勝亮】