大阪松竹座開場100周年記念「七月大歌舞伎」(7月3~25日)に出演する歌舞伎俳優による船乗り込みが29日、大阪・道頓堀川で行われ、片岡仁左衛門(79)、松本幸四郎(50)・市川染五郎(18)親子らが乗り込んだ。
船乗り込みは江戸時代から続く歌舞伎行事で、色とりどりの幟(のぼり)や高張ちょうちんに飾られた船に俳優らが乗り込み、川辺の人々にあいさつと口上を述べる夏の風物詩。コロナ禍で2020、21年は中止となっていたが、昨年、3年ぶりに開催された。今年は一般客も乗船。道頓堀周辺には多くの歌舞伎ファンが駆けつけ、「松嶋屋」「成駒屋」「高麗屋」などのかけ声が上がっていた。
昨年は仁左衛門が体調不良で前日に欠席を発表したこともあり、幸四郎は乗船中、スマートフォンで仁左衛門を撮影。船乗り込み後の式典でも「松嶋屋のおじさまとともに船乗り込みができたのは興奮しております。感激しております」と語った。
今回、息子の染五郎が初めて大阪松竹座の舞台に立つ。「何とぞよろしくお願いいたします」と頭を下げ、「熱い熱い大阪松竹座にしたい」と意気込んだ。
その染五郎は「今まで客席からのみ感じていた大阪の皆さま独特の熱気みたいなものを、舞台上から感じさせていただくということでワクワクしています。丁寧に勤めさせていただければと思っております」とあいさつした。
口上の後は仁左衛門が音頭を取り、大阪締めで締めくくっていた。