闘病生活を乗り越えた堀ちえみ「生きていてよかった」 大阪でクジラの即売会にゲスト出演

大阪府豊中市の千里阪急で行われた「生ニタリ鯨」の試食会で希少部位「尾の身」を口にする堀ちえみ(撮影・松浦隆司)

19年に口腔(こうくう)がん(舌がん)と食道がんの手術を受けた歌手堀ちえみ(56)が30日、大阪府豊中市の千里阪急で「生ニタリ鯨」の即売会のゲストとして出演した。

即売会前の試食会では希少部位「尾の身」を口にすると、「やわらかい、とろける、甘い。濃厚でおいしい」と絶賛。30日朝、大阪市中央卸売市場(同市福島区)ではニタリクジラの生肉が取引され、希少部位の「尾の身」は最高で1キロ当たり、30万円の値が付いた最高級部位。特設売り場で生肉の販売では「やわらかくて、舌の温度で溶けた。おいしい」と“食リポ”を伝えた。

堀は2度の離婚や出産を経て、11年に自身のファンだった現在の夫と結婚。19年2月に口腔がん、4月に食道がんの手術を受け、20年に芸能活動を再開した。 今年2月に口腔がんの手術から丸4年がたち、「みなさんのおかげで健康になり、以前よりも基礎的な体力がついた」と話した。

私生活も仕事も意欲が高まっているといい、「身体はとっても大切で、身体が元気であれば、なんでもできる」と喜んだ。

手術後は発声もままならなかった。「言葉もあきらめて、仕事もできないと思っていた時期もあったが、命さえあれば、健康であれば、なんでもできるんだということが分かった」としみじみと話した。

4月には地元・堺で凱旋(がいせん)ライブを行った。復帰後の初ライブに「大阪のファンの方はあったかくて、生きていてよかったと思うときを過ごさせていただいた」と思いをかみしめた。

デビュー40周年のライブは続き、9月7日には名古屋市「日本特殊陶業市民会館」、11月10日には福井県鯖江市「鯖江市文化センター」とライブを行う。