<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>
King&Princeが2日、東京・有明アリーナで、グループ初のファンミーティング「King&Princeとうちあわせ」を開催した。
2人体制になって初のイベント。永瀬廉(24)高橋海人(24)の言葉から感じたのはファンファーストの徹底と、それゆえの“攻めの姿勢”だった。
デビュー5周年を迎えた5月22日をもって平野紫耀(26)岸優太(27)神宮寺勇太(25)が脱退。永瀬と高橋は翌23日にYouTubeなどで生配信を行い、2人体制初のシングル「なにもの」のリリースや、ファンミーティングの開催を報告した。さらにこの日のファンミーティングでは、8月16日にアルバム「ピース」を発売し、同27日から2人体制初の全国ツアーもスタートすると発表した。
シングル、ファンイベント、アルバム、ツアーと続く流れには非常にスピード感がある。5人から2人になるにあたって、物理的にもスケジュールがハードだっただろうし、心が揺れ動いたりすることもあっただろう。永瀬は「打ち合わせをしすぎて、『これ、何の打ち合わせやったっけ?』みたいになっていた」と笑った。
ジャニーズ事務所を代表する若手グループの1つ。昨年11月、メンバー過半数の脱退発表は衝撃的だった。残留する2人の5月23日以降の活動については、5人体制時代には具体的に触れられてこなかった。永瀬、高橋ともに俳優としてもキャリアを順調に積んでいる一方で、「2人でもライブを開催したりCDをリリースするのか?」「そもそも音楽活動を続けるのか?」などと不安に感じたファンもいたかもしれない。
永瀬は「この形(2人体制)になるという段階では、まだツアーがいつできるかも分からないような状態で」と回想。「でも、なるべく早くファンの皆さんを安心させてあげたいし、皆さんの前に立てる場が作れればと思って、事務所の方にいろいろお話しさせていただいた結果ファンミーティングという形になりました」と経緯を明かした。
5人から2人になると、単純に“分担”は増える。ライブのMCも当然2人でしゃべり続けるし、パフォーマンス面や、楽曲のいわゆる「歌割り」も増える。それでも永瀬は「言葉を選ばずに言うと、負担が増えるのが苦じゃないんですよね」とサラリ。「やっぱ、楽しいから。その負担すらも苦じゃないなって感じました。2人という空間に食らい付いていくのも新鮮ですし。充実感があります」と言い切った。
高橋も「『なにもの』を出すと発表した時も、さっき(アルバム&ツアー開催発表)もそうなんですけど、『やってくれるんだ、ありがとう』とかそういうファンみんなの反応を見た時に、本当にうれしいんです」とニッコリ。「これがアイドルの一番幸せな瞬間だな、って僕は思ってるので。1秒でも長く、僕たちに関係してくれる皆さんを幸せにしたいです」と誓った。
永瀬は以前のインタビューで、自らの主演ドラマの主題歌をKing&Princeが歌うことについて、「これって、アイドルの特権だと思うんです」と表現していた。多忙を極めるトップアイドル。「歌にダンスに、お芝居、バラエティー…もちろんめちゃくちゃいろんなお仕事があって大変な時もあります」と言いつつ、「でも、俳優さんだったり、ミュージシャンの方だったりだと、なかなかできないことじゃないですか」と話していた。
グループに激震が走っても、立ち止まったり、幅を狭めたりする選択肢はなかったのだろう。今後もアイドルだからこそできるさまざまな活動で、ファンを幸せにしていきそうだ。【横山慧】