演歌歌手原田悠里(68)が17日、東京・目黒区のホテル雅叙園東京で、今春に北島音楽事務所から独立してから初めてのディナーショーを行った。
情感あふれる歌声と、演歌からオペラまで歌える幅広さが魅力の原田。この日も女性の情念をテーマにした新曲「淡月」や“代名詞”のミリオンヒット曲「木曽路の女」、代表曲の「安曇野」「津軽の花」、歌謡浪曲「特攻の母 ホタル」など計19曲を歌唱し、約360人のファンらを魅了した。「コロナ禍で皆さんに会えるのは3年ぶり。今日は一生懸命に歌います」。
原田は歌謡浪曲を確立させた二葉百合子(92)から長年にわたって歌唱指導を受けている。会場には二葉や弟子の集まりである「二葉組」の藤あや子、坂本冬美の姿もあった。「特攻の母 ホタル」は二葉から引き継いだ反戦歌だ。歌唱前には「私には2人の先生がいます。1人は北島先生。そして、もう1人が二葉先生です。この曲は二葉先生から『歌い継いで欲しい』と言われていただいた曲です」と紹介。その後に、静かに聞き入るファンに向かって涙ながらに熱唱した。
大勢のファンが新たな門出を祝福する中、さらなる飛躍を誓って約2時間のステージを終えた。
◆原田悠里 本名・原田よしみ。1954年(昭29)12月23日生まれ。熊本県天草市出身。鹿児島大教育学部卒。横浜市の公立小の音楽教師となるが、北島三郎の舞台に感銘して歌手を志す。82年に「俺に咲いた花」でデビュー。代表曲にミリオンヒット曲「木曽路の女」や「安曇野」「津軽の花」「夢ひとすじ」など。NHK紅白歌合戦に3回出場。趣味・特技は日舞、ボクササイズ。血液型A。