タツノコプロ元社長の九里一平氏が死去、83歳 「ガッチャマン」「タイムボカン」など手がける

05年6月 DVD発売記念のトークショーに出席した(左から)タツノコプロの九里一平社長、和田聡宏、渋谷飛鳥、鈴木かすみ

アニメ制作会社タツノコプロは19日、元社長で創業者の弟にあたる九里一平(本名吉田豊治=よしだ・とよはる)氏が7月1日に亡くなったことを公式ホームページで発表した。

「訃報」と題して「去る7月1日 弊社元代表取締役社長、創業者吉田竜夫よしだたつおの次弟である吉田豊治よしだとよはる(雅号 九里一平くりいっぺい)が、享年83歳にて永眠いたしました。ここに、故人が生前賜りましたご厚誼に感謝申し上げるとともに、謹んでお知らせいたします。葬儀は7月10日に近親者のみで執り行われました。なお、ご厚志については固くご辞退申し上げます」と報告した。

九里氏は1940年(昭15)1月1日生まれ、京都府出身。「科学忍者隊ガッチャマン」や「タイムボカンシリーズ」「マッハGoGoGo」などを手がけた。87年から05年まではタツノコプロの社長を務めた。