俳優佐野岳(31)が22日、埼玉県川口市で開催中のSKIPシティ国際Dシネマ映画祭でワールドプレミア上映が行われた「尾かしら付き。」(真田幹也監督、8月18日公開)完成披露舞台あいさつに出席した。5月19日にタレントでアイドルグループprediaとしても活動した沢口けいこ(31)との結婚を発表して以来、初の公の場となった。
佐野は劇中で、主演小西詠斗(23)がふんした、豚のようなしっぽが生えている秘密を持つ中学生の宇津見快成が、大人に成長してからを演じた。今作で映画に初主演した大平采佳(18)がふんした、快成の秘密を知る同級生の樋山那智が成長してからを演じた、武田梨奈(32)と夫婦役を務めた。
佐野も武田も、主人公の快成と那智が大人になってからの姿を演じるにあたり、苦心したという。佐野が「2人の学生パートを見学したり、勝手にエチュードをやったり」と、役作りのために武田と即興劇をやったと明かせば、武田も「『2人になって今から、会話しよう?』と言って、空き時間にやった」と当時を振り返った。横で聞いていた真田幹也監督は「初めて聞きました」と驚いた。
演じてみての思いを聴かれると、佐野は「いろいろな人に好かれたい願望がある」と口にした。そして、しっぽが生えていることを受け入れた那智に救われた快成を演じたことを踏まえ「1人でも受け入れてくれる人がいれば、それで良いんだよ、というのを聞いて、楽になった。そのままで良いと感じて、スッと前に出させてもらった作品」と笑みを浮かべた。
武田は「コンプレックスは人の見方によって、すごい変わるものだなと思って。快成がしっぽがあることで自分を閉ざし、周りから気持ち悪いと言われてしまっても、那智のようにかわいい、愛おしいと思える人もいる。コンプレックスって、少し質を変えるだけで武器になるということを、この映画で改めて教えてもらいました」と作品に感謝した。