川島海荷(29)が7日、東京・PARCO劇場で行われた舞台「桜の園」(8日初日、同所など)のプレスコールと初日前会見の中で「私事ですけど」と口にして共演者を驚かせた。
川島は劇中で、4年ぶりに舞台に出演する主演の原田美枝子(64)演じる、女主人ラネーフスカヤの娘アーニャを演じる。ロシアを代表する劇作家チェーホフ生涯最後の戯曲を、英国の演出家ショーン・ホームズ氏と同国の劇作家サイモン・スティーブンス氏が、古典文学としてではなく現代の劇場で上演するものとしてアダプテーションした作品だが「本(台本)を読んだ時に、すごく難しい印象だったんですけども、稽古を重ねていくうちに本当に立体的になって、やればやるほど面白い作品と実感」と、ここまでの歩みを振り返った上で「私事なんですけど」と切り出した。
隣に並んでいた前原滉(30)ら共演の俳優陣が「おぉっ…」などと驚くと、川島は「違う、違う…そういう意味ではない。初舞台がPARCO劇場」と、苦笑しながら説明した。川島は、約10年前の13年11月から14年1月まで同劇で上演された、宮藤官九郎の作・演出の舞台「高校中パニック! 小激突!!」で初舞台を踏み、地下之チカ役を演じた。「それ以来のPARCO(劇場)。すごくうれしいし、成長した姿を見せられたらと思います」と意気込んだ
川島は、ホームズ氏の演出について「私は海外の演出家の方が初めて、どうやって稽古が進んでいくか、未知の世界。実際、セリフが分からない中で、どう演出を付けてくださるのかと考えた」と、そもそも海外の演出家とのタッグ自体、初めてで当初は不安があったと明かした。ただ「トーン、語尾で、こういう気持ちで言っていたか、分かってしまう。発する言葉じゃなく、中からすくってくださったのが勉強になった。帰国されるまで…寂しいんですけど、ショーンさんの言葉の1つ1つを大事にしたい」と、ホームズ氏への厚い信頼を口にした。