「インターハイ大会公式アンバサダー」石川翔鈴「初めて学生さんの背中を押せる」選手にエール

地元開催のインターハイで公式アンバサダーを務める石川翔鈴(撮影・丹羽敏通)

モデルで女優の石川翔鈴(20)が、地元北海道で開催中の「インターハイ(高校総体)大会公式アンバサダー」を務めている。このほど日刊スポーツの取材に応じ、「悔いの残らない最高な夏にしてほしい」と選手にエールを送った。

21年3月に高校を卒業した石川が、高校生のスポーツの祭典「インターハイ」のアンバサダーに就任した。

「地元で開催の大きなイベントに関わらせていただけることが今までなかったので、北海道出身としてすごいうれしいです。私のファンの方は学生さんも多くて『部活でこんなことがあって大変で』という声をいただくのに、全部返し切れていない部分があって。いつも応援していただいて支えていただいているのに、私が背中を押せている実感がなかったので、初めてちゃんと部活動を頑張っている学生さんの背中をドンと押せる機会だと思い、しっかり頑張ろうという気持ちになりました」

石川自身はスポーツの経験がない。一度はアンバサダー就任をためらったものの、スポーツ経験がない立場から伝えられることがあると考え、決意した。学生時代にも縁がなかったインターハイ。開会式のリハーサルから涙したという。

「現地の学生さんが、選手の皆さんを応援するパフォーマンスがあって。ダンスだったりさまざまな方法で応援する姿を見て、学生の皆さんが同い年の選手を応援するっていう気持ちが本当に伝わってきて、私はリハーサルで泣いてしまいました(笑い)」

何事も責任感を持ってやり遂げるタイプだ。アンバサダーとして学生や選手にインタビューする際には、その競技のルールを調べるなど、できる準備を行った。アンバサダーとして陸上、空手、レスリング、サッカーを観戦した。

「空手では、真っ正面で(勝ち負け)2つのドラマが生まれているんですよ。ここに来るまでに頑張ってきた量、計り知れないくらいの悔しさ。いろいろ感じてこの場に来られた。インターハイに出場されただけでもたたえてほしいなって思うんですけど、ここまで来たのに勝てなかったって、責めてしまう気持ちも分かるので…10年間生きてきて1番なんとも言えない感情になりました…ただ、全力で自分のやりたいことを突き詰めている学生さんがすごいキラキラしていて、勝ち負け関係なしに自分が誇れることをやって自信に満ちあふれていて、すごいうらやましいなって思いました」

自身は6歳のころに女優を目指して芸能界入りした。スポーツではないが、高校時代は劇団に所属し、夢に向かって努力をしていた。そんな石川が初めて見た、一瞬で勝敗が決まるスポーツの舞台。感想が止まらない。

「本当に自分が今、息をしているのか、どのタイミングで瞬きをしていいのかわからないくらいの緊張感に包まれていました。例えば陸上競技だったら、数字という形で結果が出て、そこでももう勝敗が決まる。でもその一瞬のために、今まで全てを費やして努力をしてきたわけじゃないですか。その一瞬のために人生かけてトライしてる姿が本当にかっこよくて、汗をかく、涙を流すことって、こんなに素晴らしいことなんだなって思いました」

インターハイは21日まで行われる。アンバサダーとしての役割も終盤にさしかかった。

「誰もが出られるわけではない、大きな大会に出られること。そこまで頑張ってきた自分の努力だったり仲間との絆、今まで積み重ねてきた全てを自分の自信に変えて、限られた時間の中で全力を発揮してほしいです。今までのベストを出して、悔いの残らない最高な夏にしてほしいです。また、北海道という地がそれぞれみんなの思い出の地になってくれたらうれしいです。私自身、みなさんとは頑張る種類は違うかもしれませんが、磨くところをもっと磨いて頑張らなきゃいけないと刺激をいただきました。アンバサダーという立場なのにむしろ勇気をもらってしまったので、インターハイが終わっても、これからも皆さんの背中を押せる存在になれるように頑張ります!」

大会終了後も、石川が“人生の応援アンバサダー”としてエールを送り続ける。【佐藤勝亮】