今年、85歳のミッキー・カーチスが企画、主演する短編映画「運命屋」の製作が決定した。
カーチスが、今が一番面白い自らの芝居と歌をフィルムに残すべく立ち上がった。自身が80代のすみかとして選んだ地・北海道名寄市でオールロケを敢行。撮影は今秋、10月前後にクランクインの予定で、24年に約25分の短編映画として完成予定。同年上旬にロケ地の名寄市で上映後、全国の映画館での公開を目指す。カーチスは「運命なんてのは明日のことだってわからない。これが俺の最後の作品になるかもしれない。だからこそ、とにかく楽しい仲間たちと映画を作る。映画のタイトルは『運命屋』。そこにも運命を感じてる」と意気込みを熱く語った。
「運命屋」は、元ミュージシャンの老人が、人の記憶と命を管理する“運命屋”の女性と出会う。そのまま寿命を全うするか、あるいは大切な人の記憶と引き換えに寿命を延ばすかの決断を迫られ、人生で一番、大切なものとは何かを自身に問い、最期の決断を前に起きる奇跡の瞬間を描く。
カーチスを人生の師と仰ぐ、映像制作団体Kの主宰の広山詞葉(38)が企画・プロデューサーを務め、主人公が出会う運命屋の女性を演じる。「芸の師匠であり生き方の師匠であるミッキー・カーチスさん。私も明日の人生のことはわからない。大好きなミッキーさんの“今“を映画に映したい。大好きなミッキーさんと“今“お芝居がしたい。運命は自分で切り開くものだと、この作品を企画致しました。大先輩方にご教授いただきながら、大切なこの作品を紡ぎます」と意気込んだ。
監督と脚本は、映像作家として数多くの実写作品・アニメ作品を手がける、森田と純平監督が務める。「この作品はずいぶん悩んだ。脚本の段階でミッキーさんと運命や死について語り合う。とても深く重い。それでいて、ポップ。この時作品の『色』が決まった。きっと今のミッキー・カーチスだから描ける物語」とコメントした。
音楽プロデューサーは、カーチス自ら務め、その魂を描くかのような物語を彩る主題歌は、50年以上の親交がある細野晴臣(76)が、劇伴はSUGIZO(54)が手がける。