期間限定再結成中の4人組ロックバンド男闘呼組が26日、東京・日比谷野外音楽堂で、全国ツアーのアンコール公演を開催した。
全国20都市をめぐった同ツアーは、25日の東京・日本武道館がラスト公演。この日のアンコール公演をもって解散が決まっており、満席となった会場には約3000人が集まった他、会場外にはチケットを入手できずに漏れる音を聞くために約3500人のファンであふれ返った。
満員のファンで埋め尽くされる中「ジャニーズ A GO GO」「ROCKIN’MY SOUL」「CROSS TO YOU」と3曲続けて披露して会場のボルテージはマックスに。高橋和也(54)は「1988年8月7日に男闘呼組はこの野音の舞台に立ちました。あれから35年の月日がたって帰ってきたぜ~!」とあいさつ。「今日は本当に最後の俺たちのライブだから好きに楽しんでやろうぜ」とさらに盛り上げた。
続くMCで水分補給の大切さを説き始めたメンバー。すると口に水を含んだ岡本健一(54)が急きょ、観客席へ行き、頭上に拭きかけるファンサービスを実行。ファン歓喜の中、前田耕陽(54)は「アンコール公演なので自由にやっていこうと思います」と話した。その後もメンバーの「パーティーしたいね」という呼びかけにシャンパンが登場。前田が「35年間、男闘呼組のことを忘れずにいてくれてありがとう! 乾杯!」と言ってファンと乾杯するなど自由なライブに盛り上がった。
当初はダブルアンコールで終了予定だったが、ファンの期待に応えて急きょ、トリプルアンコールを実施した。締めくくりに選んだのは「FOREVER」で、全26曲を歌いきった男闘呼組。高橋は「この4人に会えて、皆に会えて幸せでした。いつまでもこの瞬間を胸に刻んで忘れないで生きていこうと思います。皆さんも今日のことをずっと忘れないでください。ありがとうございました」とあいさつした。
岡本は「とにかくライブ、生の自分たちの姿をみなさまに届けたい、みなさんの思いを感じたいと思ってライブを続けてきました。男闘呼組は終わってしまうけど、みんなが元気な内に解散できることが本当にありがたいと思います。いろんなことに惑わされないようにして、感じたこと、体験したこと、思いを大事にして生きていきましょう」と元気よくあいさつした。
成田昭次(55)は「35年ぶりに野音でライブできて、その当時の若いころの自分たちも一緒に演奏している感じで、たくさんのファンも駆けつけてくれて当時のことがよみがえりました。新しく進化した自分たちと進化したみなさんが一体になっている感じがすてきだなと思って、本当に素晴らしい夜でした」とあいさつ。「今日、最後のライブなんですけど、正直…」と話すと言葉に詰まり「寂しいですけど、男闘呼組のスピリッツは永遠につなぐので、みなさんとの絆も永遠につながっていると思います」と語った。「50、60は!」(成田)「よろこんで!」(ファン)、「70、80は!」(成田)「ハッピーで!」(ファン)、「90、100は!」(成田)「パラダイス!」(ファン)の恒例のコール&レスポンスで締めくくった。
前田は「しんみりしたくないので明るくお別れしたいと思います。男闘呼組にいられて最高に幸せでした。そして、このメンバーで一緒に仕事ができたことが僕の人生の最大の誇りです。みなさんも僕らのことを応援したことを誇りに思って人生生きてください」と明るくあいさつした。
4人は別バンド「Rockon Social Club」として活動を継続する。【佐々木隆史】