京都国際映画祭実行委員会は30日、第10回となる「京都国際映画祭2023~映画もアートもその他もぜんぶ~」の開催を発表した。10月13~15日に京都の各会場で行われる。
同映画祭は、前身の「京都映画祭」から伝統と志を引き継ぎ、14年に創設。コロナ禍に見舞われた20年からはオンラインとリアルの良さを併せ持ったハイブリッド映画祭として開催されている。
第1回開催で実行委員長を務めた映画監督の中島貞夫さんが6月に亡くなった。
今開催の実行委員長を務める中村伊知哉氏は「『よーい。スタート!』。いつも中島監督のドナリ声で幕を落としてきた京都国際映画祭。その名誉実行委員長がおられなくなり、ぼうぜんとしています」と中島さんの死を惜しみつつ、「文化庁が京都に来て、記念すべき10回目となる今回は中島貞夫さんを追悼する映画祭でもあります。『映画もアートもその他もぜんぶ』。創り上げてこられたスピリットを受け継ぎ、発展させてまいります。よろしゅうに」と、同映画祭のさらなる発展を誓った。
また、同映画祭総合プロデューサーの奥山和由氏は「中島貞夫監督と喜怒哀楽を共にしながらこの映画祭をプロデュースしてきました。この国際映画祭としての立上げから一緒に苦労をした中島監督が旅立たれ、私も映画人として多くの複雑な想いを抱きながらの区切りの第10回です。映画を本音で語り合える大先輩を見送る、記念すべき京都国際映画祭になればと思います」とコメントを寄せた。