俳優本島純政(18)が、今日3日に放送開始のテレビ朝日系「仮面ライダーガッチャード」(日曜午前9時)で主演を務める。今年の3月に事務所に所属したばかりの新星が、日刊スポーツの取材に応じた。
インタビューは8月下旬。取材部屋に入ると「本島純政です 本日は暑い中取材にお越しいただきありがとうございます」。きれいな字で書かれた紙とともに、冷タオルとお菓子が置かれていた。インタビュー開始時に感謝を伝えると「マネジャーさんと一緒にお菓子を選びました」と笑顔で教えてくれた。
気遣いもできるが、今春に高校を卒業したばかりの18歳だ。主演決定の知らせを聞いた時は、立ち上がって喜んだという。
「マネジャーさんに『渡したい台本があるから』って事務所に呼ばれたんです。仮面ライダーのオーディションから1週間たっていたので、『あ、ダメだったんだ』って思っていたんです。そんな中、事務所に行ってマネジャーさんから『ちょっと1回座って』って言われて。『え?なんだ?台本がないぞ』と思っていたら、『主演決まったよ!』って言われました。『うわー!』って立ち上がって喜んだのを覚えています」
しかし、同時に不安やプレッシャーも襲ってきた。無理もない。歴代の主演は、今も芸能界で大活躍している佐藤健、菅田将暉、福士蒼汰などが務めてきた。
「うれしいし、プレッシャーもあるし。いろいろな気持ちが自分の中に入ってきて、なんか複雑な感情ですね。歴代のライダーに名前を刻まれたから、安心しちゃいけないなってすごく思っていて。安心しちゃったら成長できないと思っているので、自分をどんどん奮い立たせて、どんどん新しいことに挑戦してて、新しい自分を見つけていって。表として歴代の主演の方と並んだときに、『本島純政』という名前があるのがふさわしいと思っていただけるくらい、自分が成長していけたらなって思っています」
製作会見が行われた8月9日で主演が情報解禁となり、友人から多くの祝福メッセージが来たという。主演決定の知らせから撮影までの約3週間で、演じる一ノ瀬宝太郎を徹底的に自分に落とし込んだ。
「役のバックグラウンドで自分の思いつく限りを全部ノートに書きました。宝太郎は創作料理を作るので、『なんで創作料理を作るのか』とかも考えたり。実際に宝太郎が作りそうな料理を作ってみたり。台本から読み取れる宝太郎を徹底的に自分に落とし込んでいきました」
南野陽子(56)が、本島の母親役として出演している。現場では、役への入り方などアドバイスももらったという。本島の母親からは「お母さんが2人いるって、どういう感情なの?」と聞かれたという。
「頼れる人が2人いる、心強い感じですね。会見が終わった時も南野さんが連絡をくださって。本当にお母さんじゃないのかって思うくらい温かくて。先日、南野さんとのシーンがあったんですけど、その時に『南野陽子』って書いてある台本カバーをいただいて。『これ一生の宝物だ』って思って、ずっと付けています」
今日から約1年間、日曜の朝に登場する。
「明るいストーリーで、見てくださる方が何か新しいことに挑戦する勇気を持てたり、前向きな気持ちになれるような作品だと思っています。宝太郎は壁に当たっても絶対に諦めないんですね。その諦めない心が、見ている人にも伝わったらいいなって思います」
映画が好きな父と一緒にアクション映画を見て、次第に芸能界を目指すようになった。尊敬している俳優は、吉沢亮(29)、鈴木亮平(40)だ。ライダーということで、1日“変身”できるなら? と問うと、悩みに悩んで鈴木と答えた。
「変身できたら、鈴木亮平さんが全部わかるっていうことですよね。好きな俳優さんでもありますし、役作りでどんなことをしているのか全部吸収したいですね。(21年の映画)『孤狼の血 LEVEL2』を見たときに、迫力がすごすぎて印象に残っています。役作りを徹底されるというインタビューも読んだことがあるので、もう吸収できるものは全部1日で吸収して、次の日に僕に戻ったら、全部ノートに書きます(笑い)。本当に大好きでサインもちょっとマネしちゃいました(笑い)」
趣味のギターを生かした音楽業にも、興味はあるという。
「僕はどんどん新しいことにチャレンジする俳優になりたいです。今、目標というのは特に考えてなくて、新しいことにチャレンジしていって、『1年前にこんな自分は想像していなかったな』って思えるように、これからいろんな事にチャレンジできる俳優になりたいです」
ライダーを務め上げた後も、常に新しい自分に“変身”し続ける。
◆本島純政(もとじま・じゅんせい)2005年(平17)1月5日生まれ、東京都出身。22年、ABEMA TV「今日、好きになりました。卒業編2022」に出演。趣味はギター演奏、映画鑑賞、ドラマ鑑賞。お気に入りの映画は「タイタニック」。身長176センチ。
◆仮面ライダーガッチャード 物語の舞台は人工的に錬金術師が人知れず繁栄していた世界。バッタやSLなど、この世に存在する万物を模して造られた「人工生命体ケミー」が保管された、101枚のカード「ライドケミーカード」の回収をめぐってバトルが繰り広げられる。本島演じる一ノ瀬宝太郎がガッチャードとして回収し、回収したカードでさまざまなフォルムチェンジをするという、カードを多彩に操る錬金術師の仮面ライダーが誕生する。