東山紀之、ジャニー喜多川氏の性加害を認め「人類史上、最も愚かな事件」と断罪

記者会見に登壇し、質問に答える東山紀之(撮影・鈴木みどり)

ジャニーズ事務所は7日、ジャニー喜多川氏(19年に死去)による性加害問題をめぐり都内で会見を開いた。新社長就任が正式に発表された東山紀之(56)はジャニー喜多川氏の性加害を認めた上で「人類史上、最も愚かな事件」と断罪した。

一方で、質疑応答の中でジュリー氏から東山に社長を交代するだけで、何も変わっていないではないか? という趣旨の質問が出た。東山は「長い道のりになるが、その1歩を踏み出さないとと感じています。答えをそろえるのが現実問題、難しい、みんなで1歩を踏み出し、始めないと何も始まらない。見えるものもあると思う。何が正しいか探り理ながら、まずは踏み出したい」と率直に現状を説明した。

その上で「頭だけ変えたらいいのか…皆さんの意見は分かる。僕も初めての経験で予想は出来ない。被害者は、かつての仲間ですから受け入れる…大変なのは分かる。まずはやらないといけない」とも語った。そして「会見で全てをそろえて提出すべきなのでしょうけど、なかなか難しい時期僕自身、引退を決めたのが最近ですから」と、芸能界引退を決断したこと自体が、直近だったことを示唆。「やるからには再出発させていただこうと考えた…そういうことです。法を超えた救済…夢を奪われた彼らと、夢を諦めた僕が向き合っていきたい」などと語った。

先月29日に外部専門家による再発防止特別チームが会見を行い、ジャニー氏の長年にわたる性加害を事実と認定。座長の林眞琴前検事総長は問題の背景として1962年(昭37)の創業からジャニー氏、ジャニー氏の姉の藤島メリー泰子元名誉会長(21年死去)、めいのジュリー氏と続く「同族経営」の弊害を指摘。「ジュリー氏が経営トップのままでは、今後社員や職員の意識を根底から変えて再出発することは極めて困難と考える」などと述べ、ジュリー氏の退任を求めていた。

東山は1966年(昭41)9月30日、神奈川県生まれ。79年5月にジャニーズ事務所に入り、82年に少年隊を結成し、85年に「仮面舞踏会」でデビューした。同事務所で初めてNHK大河ドラマに主演するなど活躍。私生活では10年に女優木村佳乃と結婚している。現在は所属タレント最年長で“長男”とも呼ばれている。