ジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川氏(19年に死去)から性加害を受けたと4月に実名で告発した、元ジャニーズJr.のカウアン・オカモト氏(27)が、同事務所の会見から一夜明けた8日、都内の日本外国特派員協会で会見を開いた。
前日のジャニーズ事務所の会見で、東山紀之新社長(56)は「鬼畜の所業」と話し、ジャニーズJr.の育成、プロデュースなどを手がけるグループ会社「株式会社ジャニーズアイランド」の社長を務める井ノ原快彦(47)も「何てことをしてくれたんだ。いいかげんにしてほしい」と述べるなど、ジャニー氏への怒りを吐露した。
一方、カウアン氏はこの日の会見で「15歳の僕もやられた瞬間、信じられなかった。何をかけてステージに上がれば良いのか」と、ジャニー氏から性加害を受けた際の心情を吐露した。ただ、冒頭のスピーチでは「僕自身、感謝している。エンターテインメントを教えてくれた、ジャニーさんを恨みきれないのは、グルーミングと言われてもある」とジャニー氏への思いを語った。
質疑応答の中で、東山新社長と井ノ原と、ジャニー氏に対する思いに違いがあるが、どう思うかと質問が出た。カウアン氏は「感謝があるとか、グルーミングと思われたくないと発言した。東山さんと井ノ原さんは、逆のことをおっしゃったと言われますが…感謝は感謝としてあります。ジャニーさんにやっていただいたこと、出来た経験…彼が作った中で経験できたことや出会いもあった。僕の中で、大きなこと。消えない」と感謝の思いを語った。
そして「だからといって、もし、彼が生きていたとして会うことが出来たら、仲良くしようぜ、とはならない」と断言。「だから、”ほどこす”と書いて”許す”という意味で考えている。もし生きていたとしても、憎しみを持って、というのはない。僕の人生にとって、無意味なこと。真実を知り、こういうことは繰り返さない。せめて経験が無駄にならないよう、子供たち、社会に示すことが意味がある」と語った。